ペルセウス二重星団と流星


ペルセウス二重星団と流星


 ペルセウス二重星団は、カシオペア座とペルセウス座の中間あたりに見える散開星団です。肉眼で見るとボンヤリした雲状に見えるだけですが、双眼鏡を使うと二つの星団が寄り添って見え、とても美しい眺めです。星の数も多いので、視野は微恒星に埋め尽くされて迫力です。秋晴れの空の下、是非観望してみたい星団です。
 またこの星団の北東には、面白い形をした大型の散光星雲が存在しています。上の写真の左上にも写っています。右側がNGC1805で左側がNGC1848の番号が与えられています。写真的にも面白い対象ですので、赤が写るフィルムで是非狙ってみてください。

 月齢25の月が照らす下で撮影した写真です。いつもは月が昇ると撮影を止めてしまうのですが、たまたま撮影を続けていたらNGC1805付近にペルセウス流星群の流星が走ってくれました。散光星雲の写りは今一つですが、お陰でよい記念になりました。

 撮影条件
CanonNFD400+Pentax67にて直焦点撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにてガイド 露出40分
FUJI CC-5Mフィルター使用
フィルム:エクタロームE200
撮影地:兵庫県大河内町
2004年8月撮影

月刊天文ガイド入選作品

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