フィルム減感現像レポート |
ダイナミックレンジの広い冷却CCDや、デジタル一眼レフの普及が進んで、銀塩の旗色はだんだんと悪くなってきました。特に輝度差が大きい天体には、露出寛容度が狭いポジフィルムでは不利になります。画像処理で合成加工してごまかすことはできますが、ポジ自体が変わるわけではありません。 |
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上の写真はPROVIA400Fを使って40分露出し、現像時に1/2減感してみたものです。極端な画像処理は控えて色調補正のみした画像です。 |
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M31部分をトリミングしたものが上の写真です。ここまで拡大すると星像が甘くなりますが、M31の構造はよくわかります。減感現像により銀河中央部分(ハイライト部分)がやわらかくなっているのがわかると思います。 |
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