フォルティア使用レポート |
富士フイルムから限定発売されているポジフィルム「fortia」。高彩度で鮮やかな発色が売りのフィルムです。ネイチャーフォトグラファーからは大人気のようですが、「天体写真としての適正はどうなのか?」ということで、今回テスト撮影を行ってみました。 |
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上の写真は、フォルティアを使って60分露出で撮影し、+1.5増感現像したものに画像処理を施したものです。この写真だけ見るとHII領域の写りが良好なことが認められ、なかなか良さそうにも見えます。しかし、実際のポジ原板の発色はかなり緑色に被っていました。 |
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このフィルムはグリーン感度がかなり高いようで、天文誌にもあったように光害に対する発色が良すぎるようです。全くの無光害地で撮影できれば、良好な結果が得られるかもしれませんが、この日本では不可能に近いことです。 |
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