ケフェウス座


ケフェウス座


 ケフェウス座は、北極星のすぐ外側を回る星座なので、日本では夜空に沈むことはありません。北の視界がよいところでは、いつでも見えている星座です。しかし、南中して見やすい時期は秋の初めの頃なので、秋の星座の一つに数えられています。
 ケフェウス座は、おおまかには5角形の形をしており、上の写真では左側を頂点とした5角形に写っています。あまり明るい星がないので、注目されない星座ですが、ところどころに赤い散光星雲が位置しているので、天体写真ファンにとってはお馴染みの星座です。上の写真の中央右寄りにもぼんやりと赤い散光星雲IC1396が写っています。

 ギリシャ神話でこのケフェウスは、古代エチオピアの王とされています。王であったケフェウスよりも、后のカシオペアや娘のアンドロメダの方が星座の中では有名になってしまっています。ケフェウス王は何を思って、天の北極の周りを回っているのでしょうね。

 撮影条件
SMCPentax105mmF2.4(F4)+ペンタ67にて撮影
P-2赤道儀にてガイド
露出25分 フジPROVIA400F
撮影地:兵庫県大河内町
2004年8月11日撮影

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