-Object Information (Japanese only)-
ペリカン星雲は、はくちょう座の一等星デネブと北アメリカ星雲の間に存在している淡く大きな星雲です。銀塩フィルムで北アメリカ星雲を撮影すると、隣に寄り添って写ってくれますので、その存在はよく知られている星雲です。こちらに銀塩フィルムで撮影した北アメリカ付近を載せていますので、見比べられると位置関係がわかりやすいでしょう。
この星雲の名前の由来は、写真を撮るとその形がペリカンに見えることからです。北アメリカ星雲といい、本当に自然の造形美を感じさせてくれる星雲です。先日はメキシコ湾付近をHαで狙ったので、今回はペリカン星雲を写してみました。この写真を見ると、十数年前に流行った大型シュミットとTPフィルム並に星雲の構造が写し出されたと思います。本当にCCDの威力には目を見張るものがあります。
実際に写してみるとこの星雲は北アメリカ星雲よりもずっと淡く、Hα撮影と言えども強光害地での撮影は非常に難しいことがわかりました。強く画像処理すると、あまりにノイズが目立つので、トーンが乱れない範囲で処理して作品に仕上げました。
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-Imaging information-
Equipment: Optics -Takahashi Epsilon160 at f/3.3
Mount - Takahashi EM200
Camera - SBIG ST-2000XM
Filter - Astronomik H-alpha(13nm) FilterExposure: 20min×8
June,2005Image Processing Software: Stellaimage5, PhotoshopCS Location: 兵庫県宝塚市
Takarazuka City, Hyogo Pref.月刊天文入選作品
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