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NGC2903銀河は、しし座頭部の「ししの大がま」の先っぽに位置しています。有名な「しし座の三銀河」から少し離れたところで輝いているので、つい忘れてしまいがちな銀河です。しかし、明るさも見掛けの大きさも結構あるので、望遠鏡で覗けば楕円状に広がった様子がよくわかります。空の条件が良ければ、双眼鏡でもその存在がわかるほどの天体です。
20センチニュートン反射と冷却CCDを使って、この銀河のディテールに迫ってみました。この銀河は中心部の構造が複雑で、ところどころに赤いHII領域も見て取れます。また、その中心部から長く伸びた2本の腕が巻き付く様子も美しく、メシエ天体になっていないのが不思議なくらいです。
下に中心部のトリミング画像を載せてみました。こうして拡大してみると、なかなか美しい銀河であることがよくわかります。
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撮影条件
MT200+ST2000XMにて撮影
MS5赤道儀にてセルフガイド
露出時間:L:10分×8 R:10分×2 G:10分×2 B:10分×2
(RGB:2×2-binned)
Astronomik Type 2c Filter
Stellaimage5,PhotoshopCSにて処理
奈良県野迫川村鶴姫公園
2006年4月撮影掲載画像の著作権は撮影者が所有しています。画像の無断転載・使用はご遠慮ください。
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