M52とNGC7635
- M52 Open Cluster and NGC7635 Bubble Nebula -
カシオペア座に属する散開星団Ｍ５２と、「シャボン玉星雲」の愛称で有名なNGC7635を一緒に写した写真です。カシオペア座には４０個以上のたくさんの散開星団が属していますが、その中で最大級のものがこのＭ５２星団です。双眼鏡ではボンヤリして星団とわかりにくいですが、望遠鏡を使えば星が分離して美しい眺めです。
シャボン玉星雲と呼ばれるNGC7635は、上の写真でも写っているとおり、泡のような形が印象的な星雲です。肉眼では見ることができませんが、写真写りは良好で、銀塩写真でも狙われている対象です。
M52とNGC7635を対角配置して、安定感ある構図で仕上げた作品です。また今回はこの付近に広がる淡い星雲の表現に重点を置いて、画像処理を行いました。NGC7635の普段見ることのない大きな広がりと、右上から広がる淡い散光星雲が写し出されました。
こうしてみると、この星域にはとても広い範囲に散光星雲が広がっていて、星雲がないところはほとんどないくらいですね。
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撮影条件
Epsilon160+ST2000XMにて撮影
EM-200赤道儀にてセルフガイド
露出時間：L:15分×8 R:10分×2 G:10分×2 B:10分×2 (RGB:2×2-binned)
Astronomik Type 2c Filter
Stellaimage,Photoshopにて処理
兵庫県十津川村
2005年9月撮影月刊星ナビ入選作品
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