ヘルクレス座の球状星団


M13


 ヘルクレス座に位置する大球状星団M13の写真です。M13は最も美しい球状星団と言われており、その大きさも北天で最大を誇っています。日本では南中すると天頂付近に上るので、シーイングの影響も受けにくく、非常に観望しやすい球状星団です。

 M13は、ハレー彗星で有名なエドモンド・ハレーが発見したと言われており、最初は星雲と考えられていました。その後、大きな望遠鏡が開発されて星団であることがわかったようです。確かに双眼鏡で観望すると、ボォーとした星雲状に見えます。望遠鏡の中倍率で覗くと、星に分解されてきて星団であることがよくわかります。観望するときは、なるべく気流の落ち着いた日に行うことが大切です。

 自宅からMT160で撮った、M13球状星団です(MTを星野撮影に使うのは久しぶりでした)。光害によるバックグラウンドのノイズは、凄まじいものでしたが、画像処理の助けもあって、なんとか作品にすることができました。今回はなるべく星の色がわかるように処理してみました。
 この日は気流がもう一つだったので、気流の安定した日に再チャレンジしたい天体です。

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 撮影条件
MT160(Reducer F4.8)+ST2000XMにて撮影
EM-200赤道儀にてセルフガイド
露出時間:L:5分×20 R:5分×5  G:5分×5  B:5分×5 (RGB:2×2-binned)
Astronomik Type 2c Filter
Stellaimage4,Photoshopにて処理
兵庫県宝塚市
2005年3月撮影

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