クラゲ星雲

- IC443 SuperNova Remnant -

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　ふたご座のη星付近に広がる淡い星雲「クラゲ星雲（IC443)」を写した作品です（右端の明るい星がη星）。パッと見てもどこに存在するのかわかりずらいですが、近くに大きく美しい散開星団Ｍ３５が存在するので、一度覚えると忘れない天体だと思います。
　なお、こちらに中判銀塩フィルムで撮った星野写真を載せていますので、見比べるとより位置関係がわかりやすいと思います。

　この作品は自宅でＨαフィルターを使って撮影したものです。いつもはモノクロ単色画像ですが、今回はＨα画像を輝度情報にしたＨαＲＧＢ合成でカラー化してみました。
　クラゲ星雲は非常に淡い星雲なので、ノイズ感が若干残っていますが、超新星の爆発で広がったといわれている星雲のレムナント構造を上手く表現できたと思います。少し遠くから見ると、クラゲ星雲の名前の通り、ユラユラ宇宙に浮かんでいるようにも見えますよね。

　撮影条件
Epsilon160+ST2000XMにて撮影
EM-200赤道儀にてセルフガイド
露出時間：Hα:15分×12　R:3分×10　 G:3分×10 　B:3分×10 (RGB:2×2-binned)
Astronomik Type 2c Filter, Halpha Filter(13nm)
ＨαＲＧＢカラー合成
Stellaimage,Photoshopにて処理
兵庫県宝塚市
2006年1月撮影

月刊星ナビ入選作品

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