立ち上る天の川


立ち上る天の川


 さそり座の毒針付近から、わし座にかけての天の川の流れです。
 夜空が光害のため明るくなり、このような太くて明るい天の川を見ることがなかなかできなくなりました。若い方の中には、天の川自体見たことない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。暗い山奥で天の川を見ると、真っ白い雲のように見えますので、初めて見る方は「あ、曇ってきた。」と勘違いするかもしれません(笑)。夏休みに確認されてみてはいかがでしょう。

 天の川の色合いはとても微妙で、どのような色調にするか悩むところです。私も「正しい色はどんな色?」と思いつつ色調を合わせています(肉眼で見たら真っ白なので実際の色なんてないのかもしれませんけど(笑))。フィルムの銘柄によっても発色が異なるので難しいところです。案外、デジタル一眼で撮影した天の川が最も自然な色調かもと思っているこの頃です。
 上の写真は私好みの色調に仕上げた天の川です。皆さんの好みはいかがでしょう?もっとマゼンダ寄りがよいですか?それともシアンよりがいいでしょうか?

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 撮影条件
SMCPentax55mmF4(F5.6)+ペンタ67にて撮影
P-2赤道儀にてガイド
露出60分 エクタロームE200(+1P)
撮影地:奈良県大塔村
2004年6月13日撮影

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