Asobi-ya 実験室 シャボン玉実験

                                             2015年2月19日 更新

過去に実験したデータを残しています
 現在では台所用合成洗剤の性質等が異なっており結果は異なることもあります再実験して下さい。


よく弾むシャボン玉が出来る 洗剤と水の比率は?

調合直後と1日寝かしたのではどちらがいいか?
グリセリンが多い方が大きなシャボン膜が出来るのか?
「ファミリーコンパクト」と「パワープラス ジョイ」どちらがいいのか?
コンパクト洗剤と水の比率はいくらが最適か?
レシピ比較 B−3,B−4、B−5 でどれが一番いいシャボン膜が出来るのか?
シャボン液を長期保存したほうが良いシャボン玉が出来るのか?
雨水と水道水とではどちらがシャボン玉が長持ちするか? 

実験H よく弾むシャボン玉が出来るための条件? 
                                                  2003年5月24日 更新
      洗剤と水の割合はどれくらいがいいのか比較した

 洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1 に対して 水(水道水) 20〜45 で比較実験(混合後すぐに実験)
 使用用具  特殊ストロー(ストロー先端にモールを付けたもの)、軍手
 条件     シャボン玉直径40mm程度。 100mm程度の高さに弾ませる。割れるまでの回数。
         実験日  2003年5月22日    気温25度

  実験結果 シャボン玉が出来るだけ膜厚になるようにするのと軍手でいかにうまく弾ませるか
スキルが大きなポイント
(弾ませる技術の習熟度で回数が大幅に変化します)
       洗剤 1 に対し、水 35 が 条件としては最適でしょう

弾むシャボン玉では先駆者の 海老崎 功先生「よく弾むシャボン玉」では5倍希釈が良いとの記述があり実験しましたが MAX33回、平均24回でした
今回、実験で使用したストローでは膜厚のシャボン玉が出来なく、干渉縞が出てしまいます


実験G
 調合直後と1日寝かしたのではどちらがいいか? 
                                                  2002年5月31日 更新
      混合後すぐに使用するのと1日保存後のシャボン液のシャボン膜の出来具合を比較した

          洗剤(パワープラス ジョイ・P&G)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 5:
                  水(雨水)    7:  グリセリン 0.3
              混合後すぐの液と1日保存した液の比較実験

実験9 混合後すぐの液と1日保存した液のシャボン膜比較(実験時の室温25度) 5月8日
    実験液
      混合後すぐの液と1日保存した液 2リットルペットボトル各1本
      
    実験方法 
      シャボン液槽にシャボン液を1リットル程度入れ、80cm シャボンフープを1m20cm上に持ち上げ
      シャボン膜の出来具合を観察する
        フープと液槽
    実験結果
      シャボン膜の出来具合 : 2種とも成功(シャボン膜が筒状に形成し、その後、中央部が収縮し
                       フープに1枚の膜とシャボン液槽に半球の膜の2つに分離する)
                       1日保存したほうが膜状態が良い
            

実験F グリセリンが多い方が大きなシャボン膜が出来るのか? 
                                                  2002年5月31日 更新
      グリセリンの配合比率を変えてシャボン膜の出来具合を比較した

          洗剤(パワープラス ジョイ・P&G)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 5:
                  水(雨水)    7: 
             のシャボン液に グリセリン 0.3、0.4、0.5 の比率で500ミリリットル混合後すぐに実験

実験8 シャボン膜比較(実験時の室温25度) 4月21日
    実験液
      上記グリセリン 0.3、0.4、0.5 の比率のシャボン液使用
      
    実験方法 
      シャボン液を盆に500ミリリットル入れ
      「虹にかける橋。ストローはしご」でシャボン膜の出来具合を観察、比較する
   
    実験結果
      シャボン膜の出来具合・結果 : 0.3と0.4は同じ程度 
                           0.5は若干伸びが悪いように思えた
  

実験E コンパクト洗剤「ファミリーコンパクト」と「パワープラス ジョイ」どちらがいいのか? 
                                                  2002年5月31日 更新
      コンパクト洗剤「ファミリーコンパクト」と「パワープラス ジョイ」のシャボン膜の出来具合を比較した

          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)   1:  水(雨水) 6   
          洗剤(パワープラス ジョイ・P&G)  1:  水(雨水) 6   
          
               以上の比率で500ミリリットル混合後すぐに実験

実験7 シャボン膜比較(実験時の室温23度) 4月20日
    実験液
      上記シャボン液使用(界面活性剤41%の比較)
      
    実験方法 
      シャボン液を盆に500ミリリットル入れ
      「虹にかける橋。ストローはしご」でシャボン膜の出来具合を観察、比較する
   
    実験結果
      シャボン膜の出来具合・結果 : 「パワープラス ジョイ」の方が伸びがあった
  

実験D コンパクト洗剤と水の比率はいくらが最適か? 
                                                  2002年5月31日 更新
      コンパクト洗剤と水の比率 4倍〜10倍のシャボン膜の出来具合を比較した

          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 4   
          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 5   
          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 6   
          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 7   
          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 8   
          洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1:  水(雨水) 9   
               以上の比率で500ミリリットル混合後すぐに実験

実験6 シャボン膜比較(実験時の室温23度) 4月19日
    実験液
      上記シャボン液使用
      
    実験方法 
      シャボン液を盆に500ミリリットル入れ
      「虹にかける橋。ストローはしご」でシャボン膜の出来具合を観察、比較する
   
    実験結果
      シャボン膜の出来具合 : 1: 4はシャボンの伸びが悪い
                       1:10はわれる時水っぽい

            結果      : 1:6  〜 1:7 の比率が一番良かった
  

実験C B−3,B−4、B−5 でどれが一番いいシャボン膜が出来るのか? 
                                                  2002年5月31日 更新
      シャボン液レシピ B−3 B−4、B−5 を3日保存後シャボン膜の出来具合を比較した

シャボン液 B−3 洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 3:
                  水(雨水) 6:    グリセリン 0.75   
               以上の比率で2リットル混合しペットボトルに保存
シャボン液 B−4 洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 4:
                  水(雨水) 10:   グリセリン 0.4   
               以上の比率で2リットル混合しペットボトルに保存
シャボン液 B−5 洗剤(ファミリーコンパクト・花王)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 5:
                  水(雨水) 7.5:  グリセリン 0.5
               以上の比率で2リットル混合しペットボトルに保存

実験5 3日前に混合したもののシャボン膜比較(実験時の室温23度) 4月18日
    実験液
      シャボン液 B−3 B−4 B−5を 、3日前に混合したものを2リットルペットボトル各1本
      
    実験方法 
      シャボン液槽にシャボン液を1リットル程度入れ、80cm シャボンフープを1m20cm上に持ち上げ
      シャボン膜の出来具合を観察する
        フープと液槽
    実験結果
      シャボン膜の出来具合 : 3種とも成功(シャボン膜が筒状に形成し、その後、中央部が収縮し
                       フープに1枚の膜とシャボン液槽に半球の膜の2つに分離する)
      B−3 が最も膜状態が良い B−5、B−4の順位
           B−4はやや水っぽく割れる感じがした。
           B−3はグリセリンの配合量が多いのでコスト高!

      目標  B−3の性能に近く、かつコストの安いものを作る 



実験B シャボン液を長期保存したほうが良いシャボン膜が出来るのか?
                                                      2002年4月11日 更新
     シャボン液レシピ B−3 と C−1 を5週間室内保存してシャボン膜の出来具合を比較した。
      シャボン液 B−3 洗剤(パワープラスジョイ・P&G)  1: 合成洗濯のり(クラノール) 3:
                  水(雨水) 6:  グリセリン 0.75   
               以上の比率で2リットル混合しペットボトルに保存
      シャボン液 C−1 洗剤(ファミリーパワージェル・花王) 1: 合成洗濯のり(クラノール) 5:
                  水(雨水) 9:  蜂蜜 1
               以上の比率で2リットル混合しペットボトルに保存

実験3 1週間前に混合したもののシャボン膜比較(実験時の室温15度)
    実験液
      シャボン液 B−3 を2週間前に1本分混合したものと、1日前に混合したものを1本と
      シャボン液 C−1 を1日前に混合したものを1本。合計3本(2リットルペットボトル3本)
      
    実験方法 
      シャボン液槽にシャボン液を2リットル入れ、70cm シャボンフープを1m20cm上に持ち上げ
      シャボン膜の出来具合を観察する
    実験結果
      シャボン膜の出来具合 : 3本とも成功(シャボン膜が筒状に形成し、その後、中央部が収縮し
                       フープに1枚の膜とシャボン液槽に半球の膜の2つに分離する)
      B−3 1日前に混合したものを基準にした膜状態比較
           2週間前に混合したB−3液は少し柔らかく粘りがある感じがした
           1日前に混合した C−1液は少し硬い感じがした  
実験4 5週間前に混合したもののシャボン膜比較(実験時の室温19度)
    実験液
      シャボン液 B−3 を5週間前に混合したもの(*実験1で1度使用したもの)
      シャボン液 C−1 を5週間前に混合したもの(*実験1で1度使用したもの)
    実験方法 
      シャボン液槽にシャボン液を2リットル入れ、70cm シャボンフープを1m20cm上に持ち上げ
      シャボン膜の出来具合を観察する
    実験結果
      シャボン膜の出来具合 :
        シャボン液 B−3 成功
          シャボン膜が筒状に形成し、その後、中央部が収縮しフープに1枚の膜と
          シャボン液槽に半球の膜の2つに分離する
         B−3 1日前に混合したものを基準にした膜状態比較
           5週間前に混合したB−3液は柔らかく粘りがある感じがした(実験1よりも温度が高いが)
        シャボン液 C−1 失敗  
          シャボンフープを持ち上げても多くは20cm程度ですぐに割れてしまう
          どうにか1m20cm上に持ち上げてもすぐに割れてしまう
          ペットボトルが内部ガス発生により膨張して少し異臭がした
            

実験結果の考察
   シャボン液 B−3では保存後のシャボン膜の状態は良い
   シャボン液 C−1では蜂蜜の腐敗が起こり、室温5週間保存後の使用は不可である

実験 A、B の結果より
   「蜂蜜」 を使わない 「グリセリン」 使用のシャボン液では、混合すぐに
  使用するよりは1ヶ月程度寝かして使ったほうがよい。
   特に水道水ではシャボン膜の阻害要因のミネラル分やカルキ分が時間経過
  とともに凝固して良い結果を生み出すようである。
   経験として 「砂糖を使ったシャボン液は時間と共に劣化する」 という現象の検証が
  今回の蜂蜜を使ったC−1のシャボン液の5週間放置実験により証明された。
  (*実験1で1度使用したものであるので劣化がより多かったと思われる。バージン液の
   場合は今回の液よりも劣化が少ないと考えられる)




実験 A  雨水と水道水とではどちらがシャボン玉が長持ちするか?
                                              2002年4月1日更新

   雨水は2月初旬の雨の少ない時に屋根から雨樋を通った水を採取
   海に近く、海からの塩分や屋根の汚れの多い雨水。条件としては悪い。
   貯水容器の上部には黒い浮遊物あり、雨水をクッキングペーパーでろ過。
   ペットボトルに入れて水道水と比較すると、黒っぽい色で飲みたいとは思えない状態。

   水道水、大阪府下の水で、大きなシャボン玉作りではあまり問題にならなかった。
   2月なのでカルキ臭も無い。水道水としては良好。

 実験方法
  実験1(雨水1・水道水1)
   上記の雨水と水道水をそれぞれ500mlのペットボトルに200ml入れる
   「パワープラス ジョイ」(P&G)をそれぞれ5ml入れ、100回振る。
   そのまま室内に置いて泡の状態を毎日見る。(目視官能検査)
   ペットボトルの空間を100%とし、泡の空間に占める割合を目視官能検査で判断する。
   空間に泡が充満していれば100%、泡がすべて消滅すれば0%
   2002年2月16日〜
  実験2(雨水2・水道水2)
   実験1終了後(混合16日後)同じ液で再実験。100回振る。

雨水1 7日目の状態
     水道水の膜より薄い
     シャボン膜
水道水1 7日目の状態

考察
  1.今回の実験では雨水、水道水とも
    混合直後より16日経過後の泡のほうが長持ちした。
  2.雨水のほうが水道水よりも泡の残りが良い。
    雨水1の方が水道水1の膜よりシャボン膜が薄いように見えた。
  3.完全に泡が消滅する日数比較でいくと雨水2(23日)に対し水道水2(15日)と
    大きく差があった。




 自由研究にシャボン玉に関する実験を試してみてはどうですか?

  

                                                          Asobi-ya 実験室