平日の山、渓流沿いの避難小屋 
この何キロ四方かの山の中に自分以外の誰もいない
         
日が落ち視界が効かなくなるほどに聴力が敏感になってくる
ガサガサと小動物の歩く音
鹿の鳴き声が聞こえる

木枝の屋根をたたく音が雨音のように聞こえる
沢を流れる水音が人の話し声に聞こえてくる

この山の中でたった一人

字が小さくて読みにくい場合にはメニュ−バ−の【サイズ】で字の大きさを変えて下さい。

 

1022
 しぶりに女房と二人、岩湧山へ登ってきました。 
ずっと暖かかったのにこの日に限りとても冷え込み
山頂では吐く息が真っ白になるほどでした。


一面のススキが生い茂る中、寒さに震えながら食べる鍋の味。
焼酎のお湯割り。
なんと幸福なこのひととき。

 

ひとりごと 
 頂であれも食べたい、これも飲みたい。
これがあれば楽しい。これを持っていけば便利だ。

   
 
最初は山に登ることを楽しみたいと思っていたことが
先の幸せを求めることで本来の楽しみを少しずつ奪って行く。

「欲しい物」をそろえれば幸せになれる。だから頑張る、無理をする。
それが手に入れば次の「欲しい物」が欲しくなる。
何のために「欲しい物」が欲しかったのかも忘れ
ただ「欲しい物」を手に入れるためだけに努力する。

 少し、ほんのもう少しだけ荷物を減らして歩いてみませんか?
歯を食いしばりながら歩くより、笑顔で歩く方が楽しくはないですか。

 

 

山登りと健康
 さんは覚えていらっしゃるでしょうか?          
1994年の夏、降水量が少なくて日本中が水不足になったことを。


 次の年、大台山系に登ったのですが、あたり一面赤、白、黄色や紫色
たくさんの草花が咲き乱れているのです。 
どうしてこんなに一斉に花が咲き、木々が実をつけているのか?
         
環境庁のレインジャーの方に伺ったところ、
「雨が極端に少なかったりすると、種の保存本能が働き、少しでも多くの
子孫を残すようにと鮮やかな色の花を咲かせ、たくさんの実をつけるのです。
昆虫や鳥たちが見つけやすく、たくさんの花粉や種を運んでもらう為の
自然の摂理なんですよ。」と教えていただきました。

   自然のちからって素晴らしいですね。

 でもすべての木々がこの様に生き残ることは出来ません。
大地にしっかりと根を張り、そのときが来るまで生きられる
ちからを持った
ものだけが花を咲かせられるのです。
         
人間もそういう
ちからを無くさないように気をつけなくてはいけないですね。

 

 

8 3,4,5 
 良県の弥山川から弥山、行者還岳へ登ってきました。
弥山川からの登行中、ハイキング気分で入ってきた人と話をしたのですが、
このルートが整備され簡単に登れるようなことが山の雑誌に書かれていたそうです。

 確かに途中、吊り橋やはしごが新しく付け替えられたりしています。
でも、所々に廃棄されたルートのテープが残っていたり、釣り人の付けた印があったりと
初心者では無理と思われる箇所がまだかなり残されています。
とても初心者がハイキング気分で登れるようなルートではないと思うのです。
            
 それはともかく約1年ぶりの狼平小屋 びっくりしました! (下の写真)
とても立派な小屋。
「狼平の良さをたくさんの人に知って欲しい」 と思いながらも
「こんないい小屋が建てば、益々人が増えるじゃないか」 なんて勝手なことを考えています。
ともかく、今年の集まりはこの小屋を借りて楽しく過ごさせていただきます。

 

雨の中の出発(狼平避難小屋)

山登りと健康
 登りをする人の中には覚えのある方も多いと思いますが夏の暑い日、満足に水分補給も出来ないままにハードな登り方をする。
とその後、数日間顔が浮腫みますよね。
 これは水分の補給なしに山登りのような激しい運動をすると、人間の体は脳や内臓を守るために、排尿や発汗量を抑え、水分の減少を止めようとする機能が働きます。
そして山を降り、その作用の残っているところに思うまま水分をとるとそれが排出されず、その結果、顔が浮腫むのです。

 顔が浮腫むのは嫌ですが人間の身体って素晴らしいですね

 

616,17
 年初めての一泊山行。
いつもの通り、弥山川を遡行して双門の滝、狼平小屋経由で弥山、八剣山。
梅雨の晴れ間とは いえ、生憎のガスで展望は今一つ。
でも久しぶりの山登りなので心も体もリフレッシュしてきました。

途中、河原小屋で泊めて頂きました。
年々増えるゴミの量、そしてそれをとがめる落書き(注意書き?)に苦笑い。          
     
そして、狼平ではまた大きな変化がありました。
登山道にきれいな木の階段が設置されています。
切り揃え、まるで型にはめたような木の階段。
土が流れ、森が壊されて行くのを防ぐ為には
ある程度の事は必要なのでしょうが……。

公園やゴルフ場にスリップしたような感覚。
自分の居場所がなくなったような思い。
  
 キャンプ場やゴルフ場が本当の自然だと勘違いをしている。
「そんな人が計画を建てたのだろうか?」そんな事を思う自分に、また苦笑い。

 

階段(狼平)

 

ひとりごと
 山道を通って「弥山」から下りてくると民家の庭に出ます。
ガイドブックにも載っているし標識も有るので、そのお宅の了解を
取っているのでしょうが,いつも申し訳なく思いながら通らせて頂いています。

 アウトドアブームだとかで、ここ天川村でもキャンプ場が雨後の筍のように乱立。
夏の一時期は大変な賑わいでこんな山中で道が渋滞するほどです。
そして例にもれずキャンプ場を利用せずに河原でバーベキューや野営をする輩も。
村が期待したほどのお金を使うわけでもなく残るのは、ただゴミの山だけ。

 村おこし、地域の活性化という名のもとにキャンプ場を設置し、道を整備して
どれほど良いことがあるのでしょうか?
利益ばかりを追い求め、自分たちが今住んでいる素晴らしい環境を犠牲にしてまで
求めるほどのものだったのでしょうか?
……などと他所に住むものが勝手なことを言ってます。      
    
  「さて今日は温泉から上がったら鹿の刺身で“ぐっ”とやろうか、それとも
あまごの塩焼きにしようか」 なんて思いながら、いつものように頭を下げつつ庭を
横切らさせて頂きます。


瀑布(大杉谷 堂ノ倉滝)

105,6
  台ケ原から大杉谷へ。
10月5日夜に大台ケ原駐車場に到着そのまま仮眠をして翌6日午前7時15分発
すごく寒くてまるで平地の冬のよう。

 9時00分、堂倉非難小屋着。
ここで遅い朝食を取り、いざ出発。
堂倉滝、与八郎滝、隠滝、光滝などを写真に撮りながら七つ釜の滝へ。
瀑音がこだまして迫力満点の滝。 いつまで見ていても飽きない。
       
 12時15分、桃木山ノ家 到着。
もう少し先まで行きたいが時間も限られているのでここでUターン。
もう一度、七つ釜の滝を見ながら昼食。

いくつかの吊り橋を戻りながら、「やっぱり渓谷は下るよりも登る方向で
見るほうが綺麗だな」なんて思いながら先を急ぎます。

堂ノ倉滝13時20分、このあたりまで来ると桃ノ木小屋を目指す人たちと行き交います。
粟谷小屋を過ぎ日出ヶ岳へ、延々と続く階段、ここが一番きつかった。

 16時、日出ヶ岳の展望台で夕食をとり、今回の山行を終了しました。

 


吊り橋(大杉谷)

 

ひとりごと
 まに口笛を吹いたり、歌を口ずさむ。
でも一人歩いていると、つい家族のことを考えてしまいます。
子供が小さい頃のことを思い出し、「あの時は可愛かったなぁ。
あの時期に、もう少し、ああしてやれば良かったなぁ……。」

 今はもう可愛げもない歳に成長した子供たちだけど、今日家に帰ったら……。
今を大事に家族と接したい。後悔の無い様に暮らしたい。

 でもやっぱり何年か先、一人山を登りながら「あの時にもう少し……」と。
そう思いながら歩いている将来の自分が見えてきそうです。

           

 

 

 

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北比良の里通信

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最近デジカメを買いました。
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