●日 程:2014年9月10日 晴時々曇り
●駐車地点:小又川登山口(路肩に数台) <標高:440m>
●歩行時間:6時間20分(登り:3時間15分、下り:2時間15分、休憩等50分)
●メンバー:単独
◆行 程
道の駅「竜神温泉」5:40=5:50小又川登山口(駐車)6:00→林道合流6:33→7:00休憩7:10→大クボ山7:25→8:05ミノ又山8:15→大峠山8:55→9:35牛廻山9:55→大峠山10:30→11:00休憩11:10→大クボ山11:23→12:05小又川登山口(駐車)12:20=十津川温泉へ移動
◆山行報告
道の駅「竜神温泉」5:40
昨日は京都府木津川市の自宅を5時前に出て、尾鷲の保色山をピストンし、紀伊半島南端の嶽ノ森山を周回した後、白浜から竜神温泉に向かって北上し、19時前に道の駅に着いた。近くの元湯で汗を流したが(700円)、無色無臭の優しい泉質だった。
登山口は、道の駅から少し戻ってR425に入り、小又川に掛かる五味垣内橋を目印に走ると直ぐに分かった。橋の近くの路肩に数台の車があったので、並びに駐車する。
小又川登山口(駐車)5:50・6:00
ネットの資料にある通り、橋を渡って100m程の民家の垣根に道標があった。路地を上がって墓地の横からネットを出て登山道を辿る。植林帯の急坂を25分程頑張ると明るい尾根に出て、山腹道を5分程進むと林道に出た。
林道合流6:33
ネット情報では、林道のほとんどは古道と重なっているとあり、所々で短く古道を通りながら登って行く。
この林道のおかげなのか、桧の植林帯は綺麗に枝打ちされていて、明るい日差しが差して気持ち良い。40分程の林道歩きは、大クボ山の手
前で終わり、踏み跡を離れて高みに行くと大クボ山のプレートが1枚だけ掛かっていた。
大クボ山:7:25
植林帯の平坦地で山頂の感じは全くない。
大クボ山を過ぎると自然林が多くなり、気分も浮き立ってくる。
やがて南側に長大な果無山脈が見えるポイントに「本道」の標識があった。本道とは尾根通しにミノ又山を経由するルートらしく、右手には巻道と思われるテープが見える。
本道を辿って自然林の尾根を登り詰めると、樹林の中にミノ又山の山名板と三等三角点があ
った。
ミノ又山8:05・8:15
展望はないが、雰囲気は良い。そのまま樹林を東に進んだつもりだったが、途中で踏み跡を失った。三角点まで戻り、山頂の手前の地点から南東に下っていく。
ここからは美しい自然林の平坦路が続き、肩の力を抜いてノンビリ歩く。25分程で踏み跡が分岐する。左は大峠山、右は山腹道のようだ。大峠山に向かってネットに沿って登って行く。直射日光を受けると一気に汗が噴き出るが、15分程の頑張りで山頂部に至る。
大峠山8:55
山頂部は平坦で、牛廻山より高いピークにしては切り開きもなく、やや寂しい感じがする。
展望もないので先を急いだが、ここでも下り道を探してウロウロする。
南東方向の草深い尾根を下ると次第に踏み跡も明確になり、テープに従って古道を辿り、最後に広い尾根道を気持ちよく登り詰めると誰も居ない山頂に出た。
牛廻山9:35・9:55
小広く切り開かれた山頂は自然林に囲われ、中心に二等三角点が鎮座していた。北方からは和歌山と奈良の県境である蟻ノ越(標高815m)からの広い登山道が合流する。
昨日の嶽ノ森山で関西百名山、この牛廻山で近畿百名山を達成し、両100名山で132の山に登ったことになるが、登りたい山の多さからすると単なる区切りでしかない・・・、そんな感慨を持ちつつしばし憩う。
登る時に何箇所か気になるポイントがあったので、気を引き締めて下る。大峠山は山腹道を辿ろうと思っていたが、分岐が分からず、もう一度ピークを越えることになった。
大峠山10:30
ネットに沿って急下りし、山腹道の分岐から平坦な尾根道を進む。ミノ又山は山腹道を辿って「本道」の道標のある地点に合流した。
後は迷う心配もなく、途中で一本立て(11:00・11:10)、林道歩きを経て来た道を戻る。
小又川登山口(駐車)12:05
下山後は国道425号で十津川温泉に移動したが、一車線幅のクネクネ道を14Km登って蟻ノ越の県境まで上がり、そこから再び細道を延々31Km下って十津川温泉に抜けるという、気の抜けない走行には心底疲れた。その疲れを十津川温泉ホテル昴の湯(800円)で癒し、国道168号線を4Km程北上した折立で車中泊する。
明日は折立から斧山(829m)と卯月山(943m)を登る予定だったが、夜中の2時過ぎから雨が降り始め、次第に強くなってきたので、168号線が不通になることを恐れ、2時30分に帰途についた。