◆日 程 : 2014年1月22(水)曇り時々晴れ
自宅発7:00=8:35杉谷登山口(駐車)8:45→小峠9:38→10:50高見山11:05→大峠11:25→小峠11:45→12:20杉谷登山口12:30=自宅着14:10
◆メンバー:単独
◆山行報告
自宅発7:00
寒波の中、昨日は平地で雨が降ったので、チャンス到来とばかりに高見山に向かった。いつもの通り西名阪の天理ICから乗って福住ICで降りると、早くも雪景色に変わってハンドルを握る手に力が入る。車間距離を充分取りながら香酔峠を越え、榛原から県道31号、国道166号を経て杉谷登山口の手前に車を止める。この辺りの標高は450m程だ。
杉谷登山口(駐車)8:35・8:45
路肩には先行車が1台あり、ちょうど女性2名が出発するところだった。挨拶を交わして後を追うように出発する。空は雪雲に覆われているが、明るさが増して来ているので気分的には楽だ。薄らと雪に覆われた杉林の登山道を登って行くと、直ぐに先ほどの女性二人に追いつき、少し話をしてから先行する。体が温まってきたのでヤッケ代わりの雨具を脱ぎ、杉林の雪道をダラダラと登って行った。
小峠9:38
先行者と思われる2-3の踏み跡は大峠に向かっており、ここからは新雪に足跡を印しながら気分よく登る。急登だがまだアイゼンの必要はなく、次第に雪景色から樹氷へと変化していく景色にワクワク感が高まる。

20分程頑張って平野バス停からのルートに合流すると、ここからは踏み跡が多く見られた。平野バス停近くには温泉があり、駐車場も広いのでマイカー登山には便利なのだ。早くも高齢者の男性が5人程降りてこられた。「樹氷が綺麗ですね」と挨拶すると「上は風が強くて寒くて大変でした」との返事が帰ってきた。
積雪は30-40cmとなり、樹氷の華も咲き出して、周囲
は次第にモノトーンの世界に変わっていく。樹氷のトンネルを通り、重みで垂れ下がった枝を回り込みながら登って尾根に上がると、寒風の出迎えを受けた。あわてて雨具を着たが、強風に吹き飛ばされた樹氷が氷の矢のように顔を打つのには参った。下山者も手で顔を覆うようにして降りてくる。
風は強いが、その分樹氷の出来栄えは最高で、エビの尻尾はこれまで見
たことのない10cm以上にも成長しており、カメラを向けながらゆっくりと進む。
高見山10:50・11:05
山頂には誰もいなかったが、避難小屋には7-8人が居られた。腹ごしらえして体を温めた後は大峠に向かって下っていく。こちらは風がないので気が楽だ。雪景色を楽しみながら滑るように急下りすると、途中で4人組と3人組の女性パーティーに出会う。平日なので登っている人はいずれも高齢者の方々ではあるが、山では女性の元気さが際立っている。
大峠11:25
雪に覆われた大峠には車が3台あった。奈良県側にはゲートがあるので、三重県側から上がってきたようだ。小峠に向かう林道に踏み跡がなかったのでオヤッと思ったが、風で消されたと思い、そのまま進むとまたゲートがあり、今度は全面通行禁止の看板が掛かっていた。
今更引き返す訳にもいかず、高さ1.5m程の柵を乗り越えて進むと、崩壊地の工事現場に出会った。かなり大きな崩壊地で、林道が50m以上寸断されている感じだった。慎重に横断して林道に上がるとホッとする。反対側の林道には数人の踏み跡があり、引き返した感じ(踏み跡)もないので、私と同じように横断したのだろうか?小峠への分岐にも通行止めのゲートがあったが、こちらは開いていた。
小峠11:45
この時間帯だと出会う人もなく、足元に注意しながら同ルートを下る。
杉谷登山口12:20