鹿児島
御岳(1,181.7m)・妻岳・小箆柄岳・大箆柄岳(おおのがらだけ:1,236.2m)
「志布志着き 御岳大箆柄 ピストンす」
●日 程:2014年10月2日 曇り時々小雨
●駐車地点:テレビ塔下登山口(駐車:登山口3台、手前5台)<標高:750m>
●歩行時間:6時間15分(往路:3時間30分、復路:2時間22分、休憩等23分)
●メンバー:単独
◆行 程
10/1 自宅発15:00=17:00大阪南港(さんふらわあ)17:55=
10/2 鹿児島県志布志港8:55着・9:20発=国道220号=鳴之尾牧場分岐=10:35TV塔下登山口10:45発→テレビ塔施設11:03→11:47御岳11:52→12:22妻岳12:30→スマン峠13:05→小箆柄岳13:30→14:28大箆柄岳14:38→御岳16:08→17:00TV塔下登山口17:10=鹿児島港のフェリー乗り場へ移動
◆山行報告
鹿児島県志布志港8:55着・9:20発
昨日17時55分に大阪南港を出航した“フェリーさんふらわあ”は、予定通り8時55分に志布志港に着いたが、下船に時間がかかって予定より30分近く遅れての出発となった。
国道220号を南西に走り、鹿屋町古里で鳴之尾牧場と御岳登山口の道標を見て北上する。細い舗装道を延々走って、左手に牧場が見えてくるとテレビ塔下登山口への分岐 があり、右に進んで道なりに延々クネクネ進むと、ようやく案内板のある路肩の駐車場所に着いた。車がなかったので登山口まで行けると思い、さらに100m程進むと終点となった。
TV塔下登山口10:35・10:45発
登山口はユーターンスペースを考えると駐車三台が限度の感じだが、車の姿はなかった。
歩き始めると右手眼下に広大な鳴之尾牧場の草地が見える。テレビ塔までは要所に残る古いコンクリート階段を登って行く。しばらくすると登山道の脇に黄色い花が姿を見せ、近づくとお目当てのタカクマホトトギスだった。
そこここに咲くホトトギスの花に“幸先いいぞ”とほくそ笑みながら、美しい樹林を20分足らず登ってテレビ塔が建つピークに上がる。
テレビ塔施設11:03
行く手の尾根の先に御岳が姿を見せた。短く急下りした後は登りが続くが、8合目の水場で喉を潤し、涼やかな風とアザミやリンドウなどの花々に助けられながら快調に高度を上げていく。
御岳11:47・11:52
誰も居ないと思っていた山頂には男性が一人おられた。そういえば、登山口の500m程手前に車が1台あったことを思いだし、お尋ねするとタカクマホトトギスを撮りに来られたとのことだった。
ガスが掛かりはじめて展望が得られなかったので、一等三角点をカメラに収めて早々に妻岳に向かう。
御岳から妻岳の鞍部までは美しい樹林尾の下りが続くが、標高差が180mもあり、戻りを考えると喜んでばかりもいられない。苺を小さくしたようなヤマボウシの赤い実を見ながら鞍部まで下り、左の急斜面を15分程登って妻岳に上がる。
妻岳12:22・12:30
狭い山頂は樹林に囲われていて展望はなかった。一息入れていると雨がパラパラときた。遠征初日から雨とは・・・。雨具を着て分岐まで急下りして妻岳の山腹道を進む。分岐からスマン峠までは通行する人が少ないのか、草花が登山道を覆っていた。帰って花の名を調べるとオオマルバノテンニンソウ(ツクシミカエリソウ)で、その辺りは群生地になっているので保護されていたのかもしれない。
スマン峠13:05
峠の標高は1,030m程。雨は止んでいたが、葉が濡れているので雨具を着たまま緩やかに登り返す。峠から先は樹林と笹の刈分け道となり、15分程で小箆柄岳の分岐に着いたが、小箆柄岳の取付きはスズタケが密生していた。
一瞬止めようかと思ったが、箆柄とはスズタケのことを意味するそうなので納得するしかなく、気を取り直して笹を分けながら登って行った。
小箆柄岳13:30
座る所がないほどの狭い山頂は樹林に囲われていて展望はなかった。そのまま分岐まで戻って大箆柄岳に向かう。分岐から山頂までの標高差は140m程だが、ダラダラとしたスズタケの刈分け尾根が続くので1時間近くかかった。
大箆柄岳14:28・14:38
山頂には誰も居らず、期待していた桜島も厚い雲に遮られて見えなかった。
ここまで3時間45分、何とか17時過ぎの明るいうちに下山できそうだ。
来た道を戻り、ゆっくり登り返して二度目の御岳を踏み、TV塔を経て登山口に戻る。
登山口17:00
下山後は220号線に出て、桜島半島の付け根近くにある「道の駅・たるみず湯っ足館」で錦江湾夜景を眺めながら汗を流し、鹿児島港のフェリー乗り場へ移動して車中泊する。
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