●日 程:2014年04月23(水) 晴れ
●駐車場所:和田山町岡田の法宝寺の駐車場(8台分程、トイレなし) <標高150m>
●山行時間:2時間16分(往路:1時間15分、復路:51分、休憩等10分)
●メンバー:単独
◆行 程
自宅発5:40=第二阪奈/阪神高速/第二神明/国道312号=9:40和田山町岡田・法宝寺(駐車)9:50→法宝寺跡10:20→男山10:47→11:05室尾山11:15→室尾城跡11:40→法宝寺跡→駐車場所着12:06 ※高竜寺ケ岳に移動
◆山行報告
自宅発5:40
兵庫県加古川市の実家を中心に日帰り登山を始めて2年近く、ようやくこれまでの山行を含めて宍粟50山と兵庫100山が視野に入ってきたので、日本海側を中心に遠征を決めた。
第二阪奈、阪神高速、第二神明と乗り継ぎ、加古川で降りて国道312号線を北上する。人気の竹田
城跡を左手に見ながら和田山に出て、さらに北上して和田山岡田の法宝寺に向かう。車のフロントガラスを占める堂々たる室尾山は正に和田山のランドマークである。岡田の集落に入ると左手に登山口の標識があり、100m程進むと突き当たりに法宝寺の駐車場あった。
和田山町岡田・法宝寺(駐車)9:40・9:50
寺の駐車場に車を置かせてもらっ
て出発、登山口にはまだ八重桜が満開の花びらを付けていた。登山道は八幡神社の左手を巻いているようだが、先に石段を上がって社殿に山の安全を祈願する。社殿の左手に踏み跡があったので、少し下ると登山道に合流して鹿避けネットの前に出た。ネットの内に入って檜林の林道を緩やかに登って行く。浅い谷を越えて枝尾根を登って行くと分岐があり、右に法宝寺跡の石積みが見えた。
法宝寺跡10:20
寺跡は僅かに石積みが残るのみで、先の跡地には“万葉の森”自然学校の小屋があった。再びネットを通って緩やかに登っていくと雑木林から明るいブナ林に変わり、やがて南西から南にかけての展望が大きく広がった。右奥に藤無山(1,139m)、手前に須留ケ峰(1,054m)、御祓山(773m)、南に朝来山(757m)などが見えているはずだ。西側から室尾山荘、キャンプ場からの道を合わせ、ミツバツツジの咲くブナ林の広い道を登って行くと檜林に変わり、分岐を右に100m進むと男山に至る。
男山10:47
ピークの感じは全くなく展望も薄いので、そのまま分岐に戻って、檜林と自然林にセパレートされた一直線の尾根を登り詰めていく。尾根は急斜面という程でもないのだが、足がかりが少なく落ち葉が積もっているので滑りやすく、足に負担がかかる。
室尾山11:05・11:15
山頂は三等三角点を中心に直径10m程に開け、周囲を樹木に囲われていて南西と北東方向の展望が僅かに得られた。南西は途中で見えた山容と同じ、北東には西床尾山(843m)、東床尾山(839m)、鉄鈷山(775m)と思われるピークが見える。
爽やかな風を受けながらしばし休憩した後は、登ってきた滑りやすい落ち葉の斜面をズリズリと下る。男山への分岐を過ぎて少し下ると右手に鉄塔が見えたので、分岐を右に進んで鉄塔68から南西に下り、東屋や観察小屋などを経て室尾山荘側に降りる。
山荘までは舗装道路が通じていた。道路の終点から法宝寺跡に向かうと、直ぐの道標に室尾城跡とあったので立ち寄る。南西に200m程進むと、展望のない樹林の中に石碑が点在していたが、それ以外に城跡を思わせるものは見当たらなかった(11:40)。
戻って平坦路を進み、法宝寺跡の分岐に合流して、同ルートを下る。
駐車場所着12:06
今日は誰とも出合わなかったが、山は花と新緑に溢れていた。
遠征1日目は室尾山だけの予定だったが、時間に余裕ができたので、高竜寺ケ岳に向かう。