宮崎県/鹿児島県
韓国岳(1,700.1m)
「大浪や 韓国隠す ガス映し」
●日 程:2014年10月8日 曇り
●駐車地点:大浪登山口の路肩(駐車:10台、トイレあり) <標高:1,065m>
●歩行時間:3時間40分(登り:2時間8分、下り:1時間20分、休憩等12分)
●メンバー:単独
◆行 程
大浪登山口発6:00→大浪池6:30→東回り→分岐7:08→8:08韓国岳8:20→分岐8:50→西回り→大浪池9:20→登山口9:40=市房山へ移動
◆山行報告
大浪登山口発6:00
昨日は開聞岳と高千穂峰に登った後、韓国岳の大浪登山口まで7Km程移動して車中泊した。着いたときは私だけだったが、朝起きるともう1台止まっていた。
6時10分の日の出に合わせて出発する予定が、グズグズして6時30分になった。
車道脇の登山口から取付き、まだ薄暗い樹林帯の石畳の道をなだらかに進む。このまま遊歩道のような道が大浪池まで続くのかと思っていたら、後半は石段に変わって池の縁に上がった。
大浪池6:30
目の前には大浪池の湖面が広がっていたが、肝心の韓国岳はガスに覆われていた。大浪池の湖面の標高は1,241mで、カルデラ湖としては日本で一番高い地点にあるそうだ。火口の直径は1Km,湖面の直径は600m、水深は12mとのこと。
池を周回するつもりなので、木道を少し登ってから東回りのルートを辿る。池の周囲は美しい樹林に囲われていて、所々で池を眺めながら緩やかに半周し、最後に少し下ると避難小屋のある韓国岳と西回りルートの分岐に出た。
分岐7:08
道標には山頂まで1.2kmとあり、韓国岳に向かって歩き始めると直ぐに木の階段道に変わった。階段登りは最初は楽なのだが、段差が大きくなってくると途端に苦しくなってくる。ガスで周囲の景色も見えない中、山頂が晴れていることを願いつつ黙々と急階段を登って行く。
後半は階段と岩ゴロ道が交互に続き、樹林帯を抜け出ると赤茶けた火山岩のガレ場が現れ、山頂が近いことを感じさせてくれる。ガレ場の途中から右手の階段を登って、最後に火山岩の岩場を一登りすると山頂標識の前に出た。
韓国岳8:08・8:20
火口側は晴れているはず・・・との期待も空しく、鋭く切れ落ちる足元には白一色の世界が広がるのみだった。
ガスが晴れそうもないので諦めて同ルートを下る。急階段を下っている途中で、単独男性が上がって来られ「上はどうでしたか」と尋ねられたので、「残念ながら・・・」と答えて分岐まで降り、大浪池の西回りルートを辿る。
こちらは東回りよりも平坦で、時間も10分程短いのでよく歩かれているようだ。
大浪池9:20
韓国岳は最後まで姿を見せなかったが、大浪池の神秘的な美しさを目にすることができたことに満足しつつ、登山口に下る。
登山口9:40
下山後は市房山の登山口まで70Km程移動する。