鹿児島県
開聞岳(924m)
「フェリーより 仰ぐ開聞 浪高し」
●日 程:2014年10月7日 快晴
●駐車地点:開聞岳登山口(駐車:多数) <標高:120m>
●行動時間:4時間(登り:2時間5分、下り:1時間20分、休憩35分)
●メンバー:単独
◆行 程
登山口駐車場発6:12→二合目登山口6:24→五合目展望所7:05→仙人洞7:42→8:20開聞岳8:45→10:08登山口駐車場10:15=霧島・高千穂峰へ移動
◆山行報告
10月6日
10月3日に鹿児島港から屋久島の宮之浦港に渡って淀川避難小屋に泊まったが、台風18号が西寄りの進路をとったため宮之浦岳の登頂を断念。翌日、小屋で泊まり合わせた高校生の団体がチャーターしたバスに乗せてもらって港に引き返したものの、条件付きで出航する予定のフェリーが欠航となって万事休す。高校生達も6日の始業式に
間に合わなくなるといって、先生方が学校と連絡を取り合っておられた。
結局6日まで民宿に閉じ込められ、6日の午後になってようやく屋久島を脱出することができた。
宮之浦岳に登れなかった悔しさが心に重かったが、フェリーから開聞岳の姿を仰ぎ見て、再び気力を充電する私であった・・・。
鹿児島港から国道226号を南下して池田湖を時計回りに進み、開聞岳登山駐車場の案内に従って、ふれあい公園の駐車場に車を止めた。ところが、コンビニ弁当を食べていると守衛の方がこられて“ここは昼間は無料ですが夜間は有料になります”といわれた。キャンプ場や宿泊施設がある関係なのだろうか
?よく分からなかったが、守衛さんからお教えてもらった無料の駐車場所に移動して車中泊する。
10月7日
登山口駐車場発6:15
ふれあい公園に移動すると、先行車が一台あった。開聞岳を見上げながら公園内を横断し、コンクリート道を少し進むと二合目の登山口があり、ここから登山道に変わる。
二合目登山口6:24
まだ薄暗い樹林帯に入り、深く抉れた火山岩の歩きにくい道を緩やかに登って行く。3合目、4合目と進むにつれて次第に明るさが増し
、5合目の展望所からは朝日に輝く長崎鼻と鹿児島湾を挟んで大隅半島を見ることができた。
もう46年も前の話になるが、高校最後の夏休みに友人3人と九州一周の旅行に出かけおりに長崎鼻にも立ち寄ったが、その時には登山に興味もなく開聞岳を眺めるだけだった。
5合目からは山腹を時計回りに巻きながら登る。7合目には鳥瞰図があり、南方を見ると種子島と屋久島が良く見えたが、喜びよりも登れなかった悔しさの方が勝っていた。7合目を過ぎると火山岩の上を渡るように歩く。8合目の
途中で仙人洞と名付けられた洞窟を見て(7:42)、山頂部の西側に回り込むと9合目付近から枕崎方面の海岸線が美しい曲線美を見せ、そこに開聞岳が影を落としていた。
最後は北側に回り込んで梯子を登り、岩の重なる登山道を急登すると、小さな赤鳥居の前に出て、その先の岩場が山頂だった。
開聞岳8:20・8:45
溶岩石に覆われた山頂からは北側の展望が大きく開けていて、眼下には池田湖が満々と水を湛え、鹿児島湾を挟んで桜島を望むことができた。
しばらくすると横浜から陸路で来たという高齢の男性が上がって来られた。その方は下山後に屋久島に渡るということで、私の敗退話しを含めて参考になる情報をお話しした。
登山口駐車場10:08・10:15
登山道は1本なので同ルートを下る。今日は快晴なので登山者が続々と登ってくる。
下山後は霧島の高千穂峰まで70Km程移動する。