京都・滋賀
点名(薮田:434m)~点名(岩敷:599m)
「県境の 三角点で 年忘れ」
●日 程:2014年12月27日 曇り時々晴れ
●駐車地点:林道脇 <標高:350m>
●歩行時間:3時間(内休憩等7分)※帰路、百丈岩をピストン:1時間20(内休憩15分)
●メンバー:単独
◆行 程
自宅発8:00=県道5号線・湯船森林公園=8:40林道脇(駐車)8:50→三角点(点名:薮田)9:15→林道10:05→10:53三角点(点名:岩敷)11:00→林道終点11:25→11:40駐車場所11:50=12:00百丈岩13:20=自宅着14:00
◆山行報告
自宅発8:00
今年最後の山歩きは、京都府和束町と滋賀県信楽町との県境を歩く。自宅から県道5号線を経て、府県境にある湯船森林公園のすぐ先を右折して、林道脇の広い空き地に車を止める。
林道脇(駐車)8:40・8:50
空気はキーンと冷たいが、風がなく、頭上には青空が広がっている。林道を300m程進むと右手に切り開きがあり、短く急登して尾根に上がると鉄塔が建っていた。
鉄塔から尾根を南に進むと、小道の左右に黄色いテープが張られていて、完全にセパレートされていた。最初はマッタケ山の境界かと思ったが、どうやら森林公園が管理するマウンテンバイクのコースらしく、カーブ地点の木にはぶつかった時のクッションなども巻かれていた。
三角点(点名:薮田)9:15
美しい雑木尾の途中にある四等三角点だが展望は薄い。マウンテンバイクのテープに沿って下っていくと平坦地に出て展望が開けた。地形図で確認すると、この辺りから左手の尾根に上がる必要がありそうなので、テープの外に出て枯葉の斜面を急登する。
尾根に上がると今度はマッタケ山の境界に張られたナイロンテープの間を歩くようになった。
県境は馬蹄形をしていて、地形図では分かりやすいが、展望のない雑木尾はあちこちに杣道などもあって予想以上に複雑だった。
テープなどの目印もないので、地図と磁石を小まめに見ながら進路を南から東に変えながら進むと、突然林道と出合った(10:05)。林道は尾根を通っていたのでそのまま進んだが、しばらくすると尾根を越えて下り始めたので間違いに気づく。幸い南方に目指す尾根が見えたので、林道を少し戻った地点から枝尾根に取付いて県境の尾根に上がった。
ここから先の雑木尾は実に美しく、暖かな日差しを受けながらルンルン気分で歩く。
三角点(点名:岩敷)10:53・11:00
こちらも展望はなく、傍らの木には“県境三角点登山”と書かれた古いプレートと“ラウンド琵琶湖滋賀県境縦走(2005年)”のプレートが掛かっていた。
下りは尾根を北に進むつもりだったが、少し先で怪しくなったので、引き返して西の点線ルートを下る・・・とはいっても、植林帯のネット沿いの道は木が茂って歩きにくく、イバラに悲鳴を上げながら下って林道に降り(11:25)、15分程で駐車地に戻る。
駐車場所11:40・11:50
展望の少ない冬枯れの尾根歩きだったが、今年の締めくくりとしては良かったのかもしれない。
■百丈岩12:00・13:20
帰路、百丈岩の道標を見て立ち寄ることにした。百丈山には以前、別ルートから登った
が、その時は百丈岩の場所が分からなかった。取付きに行くと車が1台あり、小川に沿って進むと、若い女性が一人降りてきたので“百丈岩はどうでしたか”と尋ねると、道が分かりにくくて途中から引き返してきたとのこと。私が百丈岩に行くと言うと、同行させてほしいと言われたのでご一緒する。
道は登山道なので、彼女のスニーカーではやや厳しい。20分足らずで垂直に切り立った高さ32mの花崗岩の基部に至り、そこから時計回りに急登して岩の頂に達し、岩を2m程攀じ登って百丈岩のてっぺんに立った。
百丈岩
岩のてっぺんは広く平らで、別名「八帖岩」とも呼ばれ、付近の大智寺の開祖である大観禅師(14世紀)が岩の上で100日間の座禅修行をしたという言い伝えがあるそうだ。
自分の娘より若い女性と、岩の上で日向ぼっこをしながら写真を撮って話をして・・・というのは実に奇妙な光景だが、これはこれで楽しかった。
来た道を戻り、巨石が好きだという彼女に笠置山の場所を教えてから帰途につく。
自宅着14:00