兵庫県・神崎郡

八幡山(775m)

ピラミッド 伝説いかが 八幡山

●日  程:20140619日(木) 晴れ

●駐車場所:大歳神社前(2台程)  <標高302>

●山行時間:2時間10分(往路:1時間、復路:40分、休憩等30分)

●メンバー:単独

 

◆行  程

実家発745=播但有料道路・神崎北IC833840大歳神社(駐車)850→林道終点900925尾根出合9351000八幡山1020→尾根出合→林道終点→1100大歳神社(駐車)1110

◆山行報告

実家発745
八幡山は三角点峰のマイナーな山だが、ネット検索では「ピラミッド伝説」のある山として知られているようだ。
実家から播但有料道路を走って神崎北ICで降り、R3123Km程北上して左折すると“ヨーデルの森”の広い駐車場があり、目の前の八幡山がピラミダルなピークを天に突き上げていた。
播但有料道路に突き当たって左折すると、200m程先に登山口となる大歳神社があった。駐車場はなく、鳥居脇の草地に駐車する。鳥居脇には水準点があり、地形図には301.7mと表記されている。

大歳神社(駐車)840850
鳥居脇の解説板には「八幡山はピラミッドか」「国生みの島を示唆する山」とあり、八幡山山頂の巨石配置図と写真が掲示されていて“祭壇石”“方位石”など表記があり、俄然興味を引かれた。
神社から舗装林道を進み、ネットを開けて播但道路を潜り、道標に従って舗装林道から地道の林道を10分程進むと終点となった。
道標に従って右手の杉の植林帯に入って行く。今日は28度を超えるとの予報だが、よく手入れされた植林帯の中はヒンヤリとしていて心地よい。小さな流れを渡って緩やかに登って行く。踏み跡はやや薄い所もあるが、要所には道標があり迷うことはない。尾根に近づくにつれて斜度が増し、息を継ぎながら登り詰めて尾根に上がる。

尾根出合925935
この辺りの標高は560m程で、涼しい風が心地よく、水分補給しながら一息入れる。
休憩後は尾根を南から南西方向に登って行く。少し登ると自然林に変わり、やがて背後が開けて、振り返ると白岩山(973m)から高畑山(983.7m)への尾根が屏風のようにそそり立っていた。緑一色の単調な景色の中にウツギのピンクやヤマボウシの白い花が映えて美しい。雑木を縫うように登って行くと、ひょっこりと山頂に出た。

八幡山10001020
雑木に囲われた山頂には直径3050cm程の岩が寄り添い、日差しが岩に反射して眩しい。
さっそく神社脇の解説板にあった、放射状に並ぶ岩を確認する。しかし、どう見ても列の並びには見えず、どこにでもあるような岩が点在する山頂・・・としか思えなかった。
ガッカリ気分を取り直し、展望を探して山頂部をうろつく。北西の樹間には天狗岩から高星山を経て平石山への長大な尾根が横たわり、平石山の右奥には段ケ峰、フトウガ峰、達磨ケ峰の稜線が美しい。
北東には生野の町が見え、背後に古城山、釜床山、行者山、朝来山などが同定できた。南東の樹間から見える高峰は笠形山と思われる。

休憩後は同じルートを下る。

大歳神社(駐車)1105

下山後は、先週15日のNHK大河「黒田官兵衛」で放映されていた、中国攻めのために姫路城を豊臣秀吉に明け渡した後、黒田官兵衛親子が移り住んだ国府山城址(こうやまじょう。別名・妻鹿(めが)城)に向かう。標高98mの甲山の南東山麓から登ると、山上の城跡からは姫路市街と覆いの取れた姫路城を見ることができた。



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