奈良県・大峰山系

八経ケ岳(1,915m)・弥山(1,895m)

「八経や 無常の教え 天女花」

●日  程:2014年7月08日 曇り

●駐車場所:行者還トンネル西口(有料・乗用車1,000円)   <標高1,094m>

●山行時間:5時間20分(往路:2時間40分、復路:2時間、休憩等40分)

●メンバー:単独

◆行  程

自宅発4:30=天川・川合=6:20行者還トンネル西口(駐車)6:30→奥駆道7:20→弁天の森7:40→聖宝ノ宿跡8:00→弥山小屋8:45→(オオヤマレンゲ鑑賞)→9:08八経ケ岳9:15→(オオヤマレンゲ鑑賞)→弥山9:55→弥山小屋10:05→11:50トンネル西口(駐車)12:00=トンネル東口=天ケ瀬=国道169号

◆山行報告

自宅発4:30
天川村役場のオオヤマレンゲ開花情報は7月4日時点で2分咲き、見頃は12-13日辺りと予想されていた。しかし、週末はかなりの人出が予想され、10-11日の台風8号の接近を考えると、行くなら8日との結論に達した。

天川村川合から狭い林道を10Km程走ってトンネル西口に着くと、手前の広場が整地され有料駐車場になっていた。

行者還トンネル西口(駐車)6:20・6:30
駐車場には7-8台の車があったが、人影はなかった。ここに来るのは5年ぶりだが「いつの間に・・・」との驚きを隠せず、これもオオヤマレンゲ人気の裏返しなのだろうか?・・・と複雑な思いがした。
駐車料1,000円を払って、すぐ前の登山口から取りつく。降水確率は朝方70%、昼30%の予報だが、まだ雨は降っていなかった。
湿度が高いので急登が始まると汗が噴き出してくる。時折吹く風に救われながら50分登って奥駆道に合流し(7:20)、平坦なブナ尾を弁天の森、聖宝ノ宿跡(8:00)へと進む。昨日の雨に洗われた樹林は瑞々しく、時おり雲間から差す光に緑が煌めいて何とも美しい。
ここまで、一組のご夫婦に先行し、小屋泊り方が5人程降りてこられて挨拶を交わす。
良く踏まれたルートは聖宝ノ宿跡を過ぎると再び登りとなり、ジグザグ道と階段を繰り返しながら高度を上げ、行く手が明るくなって顔を上げると目の前に弥山小屋が姿を見せた。

弥山小屋8:45
雨が降り出す前にと、そのまま八経ケ岳に向かう。鞍部一帯を囲うネットに入ると雰囲気が一変し、左右にオオヤマレンゲの白い蕾が膨らんでいた。しかし花はまだ少なく「少し早かったかな・・・」と思いながら先に進むと、ありました、ありました、純白の白い花があちこちに咲いていました。

八経ケ岳9:08・9:15
山頂はガスで展望を得ず、今日初めて腰を降ろして一休み。
戻りは、一人、オオヤマレンゲをゆっくりと鑑賞。ネットを出ると、登る時に先行したご夫婦が来られ「雨が降らなくてよかったですね」と挨拶を交わす。

弥山9:55
こちらもガスで展望得られず、社に山の安全を祈って下山する。
奥駆道分岐までに2組4人、トンネル西口への下りで15人程の団体とすれ違い、そのたびに「花はどうでしたか・・・?」と聞かれ、良い答えが浮かばなかったので「咲いていました。後は登ってからのお楽しみです・・・」と答える私であった。

トンネル西口11:50



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