●日 程:2014年9月9日 快晴
●駐車地点:道の駅「一枚岩」(駐車:多数) <標高:25m>
●歩行時間:2時間30分(登り:1時間25分、下り:55分、休憩等10分)
●メンバー:単独
◆行 程
保色山駐車地発11:05=42号=古座=県道38号・国道371号=13:10道の駅「一枚岩」(駐車)13:15→登山口13:30→滑床→14:40上ノ峰14:50→下ノ峰15:05→15:45道の駅「一枚岩」16:00=竜神温泉へ移動
◆山行報告
保色山駐車地発11:05
保色山をピストンした後は、国道42号線を南下して海岸線を走り、古座から古座川に沿って県道38号を西走し、国道371号線に合流して5分程走ると一枚岩が見えてきた。
道の駅「一枚岩」(駐車)13:10・13:15
古座川を挟んで川面から垂直に立ち上がる一枚岩の景観は圧巻で、資料には国指定の天然記念物で、高さ100m、幅500mの一枚の岩とあった。
一枚岩をカメラに収めながら国道を西に進み、一枚岩トンネルの手前で右折すると100m程先に登山口の標識があった。
登山口13:30
気温は30度近くまで上がっていたが、美しい雑木林に入ると涼風が心地よい。ゆっくり登って行くと、突然頭上から「これから登られるんですか・・・」と声がして、急斜面から女性が
降りてこられた。私が驚いていると、キノコ採りをしている・・・とのことで、近くにはご主人もおられた。
キノコの名前は聞き忘れたが、香りのない松茸のようなキノコを探しておられたようだが、今日の収穫はゼロとのことだった。
左手の樹間に見え隠れする一枚岩を見ながら、一登りすると苔むした小さな谷に出合う。道標に従って少し登ると美しい滑床が現れ、左岩には30m程の岩壁がそそり立っていた。
滑床は120度位のV字の岩盤を流れる小さな流れだが、明るい景観が印象的だ。右岸を進み、滑床に引っかかったような大岩の間を通って、最初は左岸、途中から右岸の岩盤に穿たれたステップを頼りに登って行く。フリクションの良く利く快適なスラブだが、上部は滑り台のような形状をしていて、下りにここを通れと言われたら御免被りたいところだ。
滑床の上部に行くと雑木林が現れて踏み跡を見失った。地形図の点線ルートは谷を詰めていたので雑木林を進んだが、ハッキリしないので方向を決めて急斜面に取付き、直登していった。ブッシュを避け、岩場を迂回しながら体を引き上げるようにして登ると、山頂直下の登山道に出て、そこから3分程で山頂に出た。
上ノ峰14:40・14:50
狭い山頂からの展望は良く、北方には南紀の山々が重なり、東方眼下には下ノ峰が鋭く聳えている。南方に海が見えれば最高だろうが、そこまでは見通せなかった。
ロープを頼りに急下りし、鞍部から登り返し、岩峰を右から回り込むように急登して下ノ峰に上る。
下ノ峰15:05
上ノ峰からは下ノ峰の頂上部しか見えなかったが、こちらからは見事に屹立した上ノ峰の全容が見える。なかなか絵になる景色だ。
鞍部まで戻り、ロープで急下りした後は、展望のない植林帯の下りが延々と続く。
一枚岩駐車場15:45
下山後は一枚岩トンネルを通って県道39号を南下し、和深で国道42号に合流して白浜まで進み、国道311号、県道198号、国道371号を乗り継いで竜神温泉の道の駅まで移動し、元湯(700円)で汗を流してから車中泊する。