熊本県

阿蘇山<高岳(1,592m)~中岳(1,506m)>

「レベル2の 怒れる阿蘇に わが身置き」


●日  程:2014年10月10日 曇りのち晴

●駐車地点:仙酔峡(駐車:多数 トイレあり) <標高:900m>

●歩行時間:3時間45分(内休憩等15分)

●メンバー:単独

◆行  程
道の駅阿蘇発6:30=7:00仙酔峡(駐車)7:10→高岳分岐8:57→高岳東峰9:10→9:27高岳9:40→中岳9:55→火口東展望台10:15→10:55駐車場11:10=傾山登山口へ移動

◆山行報告
道の駅阿蘇発6:30
昨日は国見岳と祖母山に登った後、阿蘇に移動し、阿蘇駅前の「夢の湯」で汗を流してから、隣の道の駅で車中泊した。

コーヒーを飲みながら夜明けの阿蘇山を眺めてから、道の駅を出発し、登山口の仙酔峡に向かう。

仙酔峡(駐車)7:00・7:10
広い駐車場にはまだ車の姿はなかった。仙酔峡はミヤマキリシマの群生地で、毎年5月頃には観光客で賑わうそうだが、年間の観光客は8万人程度と阿蘇ロープウエイに比べて1/7程と少ない為、ロープウエイは2010年5月から休止しているそうだ。

ここから高岳までは1.8Km。石段を上がって左手に進み、小沢を渡って仙酔峡尾根に取付く。溶岩尾根なのでゴツゴツして不安定感はあるが、砂礫の様にズリズリと滑るよりは格段に登りやすい。樹木がないので展望も申し分なく気分は最高だが、夏場ならさぞかし暑いことだろう・・・。

途中で休憩を挟み、斜度の増した溶岩尾根を両手を繰り出しながら登って火口の縁に上がる。

高岳分岐8:57
火口の南側は見事な雲海に覆われていて、右手(西)近くに高岳が見えた。道標には高岳220m、高岳東峰500mとあったので、先に東峰に向かう。

火口縁を東に辿り、胸の高さまで抉れた溝を20m程下って、東峰の岩峰の裾を右側から回り込むように登り返す。途中で朝露に濡れた季節外れのミヤマキリシマが一輪咲いていたのが嬉しい。

高岳東峰9:10
風が出て鷲ヶ峰にはガスが掛かりはじめていた。同ルートを戻って高低差のない快適な稜線歩きで高岳に向かう。

高岳9:27・9:40
阿蘇山の展望はどこにいても360度と思われるが、阿蘇山の最高点からは西に噴火口が見え、手前に中岳、火口の反対側に烏帽子岳が姿を見せた。烏帽子岳の右手には阿蘇五岳(高岳、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳)の杵島岳(きじまだけ)が見えるはずだが、今は火口縁の北側から湧き上がるガスが視界を遮っている。

高岳山頂から中岳への距離は750mで、火山岩の道を西に下って火口縁をほんの僅かに登るだけである。

中岳9:55
景色は高岳と同様だが、噴火口が近いだけに9月27日に噴火した御岳山が思い出されて緊張感と圧迫感が高まってくる。

中岳を越え、火口の北側の赤茶けた砂礫を下り、崖状の真下を通って吊尾根と呼ばれる火口縁の鞍部からゆるやかに登り返して行くと遊歩道に出て、火口東壁展望台に着いた。

火口東展望台10:15
しばし、阿蘇山の胎動する姿を眺めたあとは、遊歩道を下って駐車場に戻る。

駐車場10:55・11:10
駐車場には6台の車があった。これから汗を流して傾山登山口に向かう。




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