黒岳(1,086.5m)・越前岳(1,504.2m)・呼子岳(1,310m)

「越前で 富士に挨拶 駿河湾」


◆日   程 : 2013年10月31日(木) 晴れ
●10/30:神山登頂=国道138号・469号=愛鷹山登山口駐車場(車中泊)
●10/31:愛鷹山登山口発6:05→富士見峠6:40→6:53富士山展望所7:03→7:13黒岳7:23→富士見峠7:36→富士見台8:37→8:53越前岳9:05→呼子岳9:40→割石峠9:55→蓬莱山10:05→割石峠10:12→駐車地11:30着   ※山伏登山口へ移動

◆メンバー:単独

◆山行報告
●10/30 曇りのち晴れ
神山登頂後は、国道138号線沿いの「ごてんば市・温泉会館(500円)」で汗を流し、愛鷹登山口に移動して、広い駐車場で車中泊する。この辺りの標高は745m程である。

●10/31 晴れ
愛鷹山登山口発6:05
朝になっても60台以上止められそうな広い駐車場には、私の軽四だけがポツンと取り残されていた。

準備をして駐車場から桧林に入って、浅い谷筋を緩やかに登っていく。谷を離れるとすぐに自然林に変わってトラバース気味に進み、愛鷹山荘から5分程登ると稜線鞍部の富士見峠に出た(6:40)。
名前は富士見峠だが、富士山は全く見えない。尾根を右に進み、一登りして平坦地に上がると左手が開けて富士山が顔を見せた。

富士山展望所6:53・7:03
27日から今日まで、西(毛無山)、北(三ツ峠山、黒岳)、南東(金時山、神山)、南(黒岳)から富士山を見てきたが、何度見ても見飽きることはない。撮影後は先に進み、右に少し下って美しい疎林を緩やかに登って黒岳山頂に上がる。

黒岳7:13・7:23
山頂は東側が大きく切り開かれていて、北に富士山、南には位牌岳を望むことができた。






富士見峠に戻り(7:36)そのまま南西に伸びる尾根を登って行く。登山道は深く抉れていて段差が多いので、左右の迂回路をたどりながら登る。






途中、鋸岳展望台から鋭い峰が連なる景色を楽しみ、もうひと頑張りすると平坦地に出て富士見台の看板があった。

 



富士見台8:37

看板には、富士山の撮影をライフワークとした昭和の写真家、岡田紅葉がよくこの地をおとづれた事や、昭和初期の五十銭紙幣には、ここからの富士山の構図が採用されことなどが書かれていた。しかし、富士山には早くもガスがかかったのか姿を見ることはできなかった。紅葉を楽しみながら緩やかに進むと15分程で山頂に出た。

 
越前岳8:53・9:05

山頂には単独女性がおられ、どちらからですかと聞くと、十里木からとのことだった。展望は南西側が大きく開けていて、霞んではいるが富士市から駿河湾を望むことができた。

越前岳からは位牌岳に続く細尾根を一気に200m程下る。



まばらな潅木道なので、行く手の所々で鋸岳から位牌岳、右手に駿河湾から伊豆半島の展望が開けていた。鞍部からコブを越えて登り返すと、狭いピークに呼子岳の標識があり(9:40)、再び60m程急下りすると割石峠の標識があった。


割石峠9:55

割石峠とはうまく名付けたもので、峠を挟む岩が急なV字に切れ落ちている景色はなかなかのものだ。行けるところまで・・・と思い、鋸岳に向かって急斜面を登り、細尾根の笹薮を分けて進むと10分程で蓬莱山のピークに出た。

 












蓬莱山10:05

ここは地形図に鋸岳と記されたP1296のようだが、標識には蓬莱山とあった。鋸岳というのは複数の小ピークの総称なのかもしれない。登山道には道を塞ぐようにして警告の看板が立っていて、この先は崩落が激しいので立ち入りはご遠慮下さいとあったので、来た道を戻る。

 

割石峠10:12
峠から下り始めると、左手に越前岳が全容を現す。岩ゴロの急な涸れ沢を慎重に30分程下っていくと傾斜が緩み、左岸、右岸の巻道と河原歩きを繰り返しながら延々と下っていく。
やがて堰堤がでてくると少し歩きやすくなり、最後に広い河原を横切ると林道終点に出て、5-6分で駐車地に戻った。

 

駐車地11:30
駐車場には車が10台程あった。


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