梟の詩  
  四国八十八ヶ所巡り   
 
 
 
001号     2002/7/20 (土)
 
 
 
  初めは<一番〜三番寺>  
 
 
 

四国八十八ヶ所巡りに挑戦。
20日お母さんと二人で徳島に向けて出発した。  板東というJRの駅で降りる。
第一番札所の霊山寺へ向かっているのだと思うとちょっと胸がどきどきした。 寺ではこれで八十八寺すべてまわった(満願した)人たちが一人一人名前を読み上げ表彰されていた。 朱印帳を買うとなんとすでに手際よく朱印してあるのに驚いた。「これからまわり始めるのでしたら、これに記帳してください。」と言われ、満願した時の証拠になるのか、途中で倒れたときの身元確認のためかと思いながら記帳した。
第二番札所極楽寺は、長命杉と呼ばれる1000年杉が印象に残った。
第三番札所金泉寺へ向かう道は約3km。一時過ぎの暑い日差しの中を歩いているのは我々だけと思っていくと お遍路さんが一人お店の前で日陰に入って休んでいた。店の人が椅子を二つ出してくれた。お遍路さんと入れ替わりに 我々が座ると、「いまのお遍路さんは、ご主人の命日までに回ると頑張って行ったが、こんな暑い中をいったら自分が病気になってしまうよ。」と心配そうに言って、春、秋のシーズンにはこの前をたくさんのお遍路さんが行くと。四国八十八ヶ所巡りにシーズンがあるなんて夢にも思わないで始めてしまったことをこのとき気がついた。 金泉寺出る頃、雲いきが急にあやしくなって、板野駅につく手前で雨がぱらぱら降り出した。駅では若い女性の駅員さんが汗だくだくになって床掃除をしていた。