梟の詩  
  思えば遠くへ来たもんだ   
 
 
 

                          027号     2003/10/25(土)

 
 
 
  <日本海をめざして(1) 小畑川を遡る >  
 
 
 

本当はスカンポの山行きに行くつもりだったが、用事がいっぱいたまっていたので、午前中にそれを済まして、1時に家を出た。
小畑川を遡って行くことに決め、川面を見ると、水が澄んでいて、40,50cmの魚がゆうゆうと泳いでいるのが見えた。落西ニュータウンをぬけ9号線を越えると、小畑川は川幅が狭くなる。成章高校の前で1時間20分。バス停を過ぎると歩道がなくなり、自動車がビュウンビュウン通る横を歩かなければならない。ミラーの砕け散ったかけらが散乱している。目を上げると、「事故多し注意」の看板が目に飛び込んでくる。京都府動物管理センターのまえでは小畑川は小さな小川になった。数軒の老ノ坂集落を過ぎると、やっと峠のトンネル「和風洞」に着いて、ここまで1時間50分。このトンネルは230mの自転車歩行者専用トンネル、ゆったりと1人で独占して歩くことが出来た。
亀岡の町並みを遠くに見て、車が激しい9号線を少し下ると、右に降りる野中の道があったので、やっと静かな道へ逃げることが出来た。団地を抜けると、JRの馬掘駅につき、2時間50分。今日はここまでと、切符を買ってホームに出たところで、「ゴンちゃん、ほんとにゴンちゃんだ。どうしてここにいるの。」と元気な声に呼びとめられた。今年3月に卒業した元ワンゲルの二人組。保津川で遊んできた所 と櫂を持ち水を滴らせていた。
いよいよ「日本海をめざして」がスタートすることになった。