梟の詩  
  思えば遠くへ来たもんだ   
 
 
 
                          007号     2003/2/25 (火)
 
 
 
  <2つの試合>  
 
 
 

今年に入ってすごい試合を2つ見た。一つは、元旦に行われたサッカーの天皇杯決勝「鹿島アントラーズ対パープルサンガ」の試合。もう一つは、2月23日に行われたラグビーの日本選手権決勝「サントリー対NEC」の試合。
鹿島アントラーズはジュピロ磐田とならぶサッカー界の2強。それにたいしパープルサンガは、J2からことしJ1に上がったばかりのチーム。ワールドカップ以後調子がいいとはいえ、格が違うと思っていた。前半鹿島が押しまくり1点を取ったときは、やはり負けるかと。ところが後半に入り、若さのサンガは元気になった。パクチソンのヘデイングシュートで同点にすると、黒部が蹴りこんで逆転。その時はテレビの前で興奮のあまり、とびあがってしまった。
ラグビーの方はベスト四が関東のチームだけになってしまったので、その時点で興味を失っていた。念のためにと決勝戦を観た。前半は一進一退、12対12。NECが苦労して責めこむが、一瞬のミスにつけこんでサントリーが点を取ってしまうという展開。サントリーが2連覇しているからここで勝つと3連覇だが、僕としてはリーグ成績7位から勝ち上がってきたNECに勝ってほしいと願っていた。後半も後十分になったところで、NECが逆転のトライをあげると、サントリーのうまさがそのままNECに乗り移ったみたいになり、とどめのトライをあげてNECが勝ってしまった。
2つの試合とも、勢いにのっているチームが逆転勝を納めたとてもスリリングな試合だった。実力が伯仲しているときは、受身に立ったチームは負けるということを証明した試合だった。
応援したチームが勝ったので気分は最高!