かぞくしんぶん「あさま」  
   032号 2002年10月7日 (月)   
 

<カリン>


 しばらく前、のどが痛い時、聖書科のH先生に1年前いただいたカリン酒を飲んで治した。大変良く効く。それがなくなってしまったので、「ことしもおねがいします。」と頼んでから、去年の今頃、学校のカリンの木になったカリンを頂いて帰り、焼酎漬けにして押入れの奥にしまったことを思い出した。ところが、調べてみるとカリンの焼酎漬けの古いのがまだまだ残っていることが分かった。92年漬け、95年漬けなど。そっちを先に飲んでしまわないと新しいのに手をつけるわけにはいかない。甘すぎるりんご酒にカリン酒をカクテルするとちょうど呑み頃のお酒になる。
  我が家にもカリンの木がある。毎年7〜8個なるが大きくなるまでに虫に食われて落ちてしまう。なんとか大きくなるまで育てる方法はないかと思う。今年の学校のカリンの出来ぐあいを見に行ったら、「去年のカリンの砂糖煮はおいしかったです。今年は枝を切りすぎたのでなっていませんよ。」と説明してくれた。大学の校内にある大きなカリンの木を見ても4〜5個しかなっていなかった。カリン酒を飲みながら、今年はカリンが不作なのかなと思ってしまう。


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