<ニューカレドニアへの旅3>
<ニューカレドニアへの旅(8)>
最後の日は、せっかく来たのだからきれいな海で泳ごうと、船でアメデ灯台島へ。 桟橋から灯台までは20キロ、眼を凝らすとロウソクのような灯台が水平線にかすかに見えた。
島に着き、まずシュノーケルをつけて30分ほど泳いだ。お母さんはすいすいと泳いでいたが、ぼくはシュノーケルの使い方も慣れ ず、また冷たすぎたのですぐ上がってしまった。

船でバリヤリーフの探検に行った。沖には何重にも白波が立っていて、この辺一帯が危険な岩礁に取り囲まれている事がわかった。岩 礁の近くに停め、魚のあらをロープに付けて海に投げると、50センチ以上もある魚がウヨウヨ寄って来る。「一匹持って帰りさしみ
にしたら旨いだろう。」とか「こんな海に落ちたらたちまち魚に食われてしまう。」と言い合った。
お昼はメラネシア音楽の生演奏を聞きダンスを見ながらの食べ放題の食事。ワインもたっぷり。ダンサーと写真を撮ったり、ダンスの中に引っ張り出されたり。あっという間に時間はすぎてしまった。サービス満点。
グラスボートで熱帯魚を見た後、いよいよアメデ灯台の見学。この白い灯台は高さ53m、はしご式階段が247段ある。1865年 当時の世界最高の技術をかけて造ったもの。
入場券を買いに行くと、「5分過ぎてしまいましたので、本日はもう入れません。」がっくり。宿題をし残して帰る気分だった。

<ニューカレドニアへの旅(9)>
心配していた飛行機も予定どおり飛び、24日の朝、雨の降る関空に帰ってくることが出来た。外に出ると小雨まじりのひんやりとし た風が頬をうった。我々がニューカレドニアへ旅している間に、暑い夏は日本から去り、涼しい秋が近づいているのだと思ったがそれ
は間違いだった。出発した19日の翌日から日本は既に涼しくなっていたとのこと。 26日頃から再び35度をこえる暑さに逆戻り。ニューカレドニアのさわやかな気持ちの良い気候が、もうなつかしく思い出されるよ
うになった。

(誠人)
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