かぞくしんぶん「あさま」  
   022号 2002年9月01日 (日)   
 

<ニューカレドニアへの旅2>


<ニューカレドニアへの旅(6)>
22日、ヌーメアの市内自由見学。 ホテルからバスで朝市へ。バス停には時刻表がなく、15分ごとにやってくるだけ。「朝市に行くには一番のバスにのって、マクドナル ドが見えたら、スイッチを押して運転手に降ろしてもらいなさい。」というアドバイスにしたがって無事到着。新鮮な野菜と魚がやま もり一杯につんである。ラグビーボールの五倍ぐらいあるタロイモにはびっくり。おみやげ物売り場もあり、ここでキイホルダーを 買った。後であちこちの土産店を見て回ったがここより安い所はなかった。  

歩いて2分、郵便局でぼくの一番楽しみにしていた切手を買った。日本では何倍もする切手が額面どおり買えるのがうれしい。お金 の許す限りもっと買っておけばよかったと日本に帰ってから後悔したがあとのまつり。  サン・ジョセフ大聖堂はヌーメアの街のどこからでも見える。入口、出口は開いていて出入りは自由だった。中はステンドグラスか ら入る光線でおちついている。写真を二枚とっていると一人の人が出ていった.どうもお祈りをしていたらしい。後で案内マップを見 たら、「教会の中は写真撮影禁止」と書いてあった。

図書館の隣に保育園があった。小さな十人ぐらいの子供達が庭に面したテーブルでお昼を食べさせてもらっていた。お母さんはさっ そく中を見学したいと言い出した。しばらくちゅうちょしていたが、思いきって網戸を開けて入っていくと、若い保母さんが走ってき て、「わたし、ちょっと日本語話せます。」と言って、園長に取り次いでくれた。お昼寝の時間だったのであまりみせてもらえなかっ たが、子ども達も保母さん達も落ち着いていた。広い庭に巨木が三本立っていて涼しい日陰を作っていた。「日本では一人一つのふと んに寝かせるが、ここでは大きなマットのようなふとんにごろ寝させている。日本の保育園ではおしゃぶりをさせないようにしている が、ここでは自由にさせている。それでいいのかな。」と言う感じに、満足したお母さんは見た感想をココティエ広場に行く途中のべ た。

 

ココティエ広場はお昼の時間。われわれが食べている隣で、野菜をはさんだ50cm程のフランスパンとウォーターを持ったおばあ さんがすわり食べはじめた。まさかと思ったが、なんとそれを全部食べてしまったのには驚いた。  ル・ヴィラージュのショッピングセンター一番館で、「ニューカレドニアに来て40年」という女性に出会った。40年前と言えば 1960年代はじめ、ぼくが京都に出てきた頃の話だ。ぼくがずっと京都で年月を重ねている間に、この人は日本からはるか7000 キロも離れたこの地で人生を刻んでいたのかと思うと親しみがわいた。


<ニューカレドニアへの旅(7)>
 夜の楽しみと言えば、今回はカジノ。ホテルの地階にカジノがあり、宿泊客に500f(1円=0.95f)のサービス券がもらえた。 「カジノをやるにはパスポートがいる。服装もきちんとしないとダメ。」と脅されていたのでどんなに怖いところかと思っていた。た しかにルーレットをやる部屋に入るには厳しく、ぼくの大きな荷物は、「お預かりします」と取り上げられてしまった。しかしスロッ トマシーンで遊ぶ部屋は自由だった。

 ルーレットの方は、8人でやったがうちのお母さんの一人勝ち、最高4000fまでいったが続けてやるうち、あっという間にゼロ になってしまった。 スロットマシーンは毎晩、1000fづつかけて楽しんだ。お母さんは5000fかせいだ日もありこちらにも強い事が証明され た。中には9500fも当てたよそのお母さんもいた。不思議と女性が強い。ぼくは楽しませてもらっただけだった。(誠人)

ホテル前のプチトレイン


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