ソフトについて


自作1号機の最初の起動から現在までのBIOSも含めた
ソフトとの格闘を紹介します。 けっこう苦労してます。
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マザーボードはギガバイト社製を使っていますが、同社のマザーボードにはWin上からクロックアップができるツール『EasyTuneV』が付属されていました。
これを使えば手軽にクロックアップが出来るようです。早速試してみましたが思うように動きません。
BIOSの設定をしている時に『CPUの駆動周波数を固定する』とか『固定しない』とかって項目が有ったことを思い出しました。PCを再起動しBIOS画面で「Del」キーを押しBIOS設定画面へ。やっぱり有りました。
クロックアップは出来ましたがほんのちょっとしか上がりません。自分の購入したAthlon動作周波数に余裕は無いみたいです。
本で読んだ知識を少しひけらかしましょう(笑)。
全てのCPUにクロックアップの可能性があるそうですよ。
動作周波数(クロック)とは「せーのーっ」って掛け声を掛けて動くテンポの速さのことで、これが早ければCPUの処理速度が速く、遅ければ処理速度も遅い、PCの動くスピードの根幹に関わっています。
ただ、CPUが高性能でも他の機器(HDD・メモリー・グラフィックカード等諸々)の動作が遅ければ遅い方に引っ張られてPC全体の動きも遅くなってしまいます。やっぱバランスが大切ってことのようです。
で、CPUの製造プロセスではAthlonXPは+1800も+1900も+2000も一緒に作っているそうで、対象CPUの最上位モデルを狙って製造するなかで、いろんな要因でバラつきが出てしまい結果として+1800や+1900や+2000が出来てしまうらしいです。+1900を作ろうとして+1900が出来上がる訳ではないそうです。
製造完了後に全品を検査してどの位の周波数で動くか計測して、+1800とか+1900とかが決まるんだそうです。当然高い動作周波数で動くものは全体に占める割合いが少なく、希少性から高額で売られていく。
低い動作周波数のものは数も多く性能も低いので安く売られるってことらしいです。
ただ、一時期のインテル製品では思った以上に高い動作周波数のものが沢山出来てしまい、正直にそのままの性能で売りに出すと高性能品の希少性が薄れて価格が下がってしまう恐れがあり、敢えて低周波数に設定して出荷していたことがあったそうです。運良くこういうCPUをクロックアップすると「あれよあれよ」と言ってる間に1.5倍近い高周波数で動いたりして、PCおたく達を歓喜させたらしい。という、本当か嘘かよくわからない話しを聞いた事があります。

自分の使っているAthlonXP+1900は通常1608.22 MHzで動いているのですが、40MHz程度しか早くならずこれ以上に上げると止まってしまいました。
話しを戻しましょう。
ギガバイト社の日本語サイトをさまよっていると『EasyTune4β版』が公開されていました。これはクロックアップの他に、CPUの種類・メモリーの種類や容量グラフィックカードの種類等、PCの各種情報を表示できる便利ツールです(ただ日本語じゃないので使いにくい)これを使えばもっと駆動周波数を高められるかもなどと考えたのが間違いでした。
ダウンロードしてインストールしてみたところ、やっぱりうまく動かないようです。それどころか電源OFF後再度起動しようとするとWin-XPが立ち上がりかけてブルースクリーンになってしまいました。何度やっても常駐ソフトが立ち上がるところでブルースクリーンになってしまいます。顔面蒼白です。
『EasyTuneV』を入れたまま『EasyTune4β版』を入れてしまった為にWin-XPが立ち上がりかけたタイミングで双方が競合?干渉?して固まってしまったみたいです。『EasyTune4β版』のインストール直後に起動不能となったので犯人は『EasyTune』なのですがOSが起動出来ないのですから、アンインストールも出来ません。
途方に暮れてしまいました。
パニックになってたんでしょうね。一晩おいて頭を冷やして考えた結果セーフモードを試していないことに気がつきました。翌朝BIOS画面で「F8」を押し続けセーフモードでなら起動できました。この時の感動は今も忘れられません。二種類の『EasyTune』をアンインストールし再起動するとちゃんと起動できました。Win-XPからは『深刻な状態から復旧しました』と大げさなメッセージが出てきましたが、本当に良かったです。バージョンの新しいソフトを入れる時は差分の導入でOKとなっていないソフトは古いバージョンをちゃんとアンインストールしてから導入しましょう。いやーほんとに勉強になりました。