2005年の青山劇場。舞台の上には公演初日に向けて稽古に励む少年隊(錦織、植草、東山)の姿があった。今年で20周年を迎えるPLAYZONEは少年隊PLAYZONEの新たな歴史を刻むためには「過去の精算が必要」ということで、錦織と東山を被告として過去のPLAYZONEでの珍事件の数々を舞台のスクリーンで上映するコメディー仕立ての裁判劇から始まる。 しかしその舞台稽古に異変が起き始めていた。裁判長役をしていた赤坂や証人役をしていた佐藤の様子がおかしい。実は、彼らは”少年隊”という功績を消し去るために、未来から送り込まれてきた使者だった。「過去」をタイムカプセルに封じ込められ、錦織は「巧みな話術」、植草は「愛」、東山は「力強さ」とそれぞれの個性である力を奪われてしまった少年隊の3人。3人はそのカプセルを開けるための「カード」を探し求めて時空の罠にハマリ込む。そしていつしか散り散りとなって時間をさまよい、過去のPLAYZONEや50年後の自分の目撃者となっていた。つまり彼らは過去と現在、現在と未来をつなぐ「時間のトンネル」という監獄に捕らわれてしまったのだ。 やがて3人はカギを握る「カード」を見つける。「カード」とは、第1回PLAYZONE「MYSTERY」の台本だった。だがその意味が分からないまま、時空をさまよい続ける。 そのうちに錦織、植草、東山がそれぞれ昔に交わした約束を思い出す。その約束とは、「MYSTERY」の公演が終了した後に交わした約束で、「PLAYZONEは死ぬまでやり続ける」というものだった。3人は見に来てくれる観客のためにもがんばろうと再び稽古に励み、やがて無事にPLAYZONE2005の初日を迎えるのでした。 |
今年は8月15日に行って来ました。この日はお昼のみの1回公演でした。 今年のPLAYZONEは2年前までと同じようにオリジナルストーリーに戻り、少年隊を堪能した〜って感じになりました。 特に今回のPLAYZONEは20周年ということもあり、元光GENJIだった赤坂晃さんと佐藤アツヒロさんが参加されていました。舞台内容も劇中劇仕立てで配役名も本人の名前のままだったので、ものすごくリアル感が出ていました。きっと舞台を企画する時点っていろいろ悩んだり、あきらめそうになったりすることもあるんだろうなと思いました。 PLAYZONEといえば、毎年何かテーマのようなものがあるように私としては思うのですが、今回そのテーマをつけるとすれば、「絆」です。これはグループとしての絆っていうのもあるかもしれませんが、友情より深い仲間としての絆というのを感じました。今までは「愛」や「友情」を感じることが多かったのですが、今回は今までにないものを心に得たような気がしています。 今年の舞台中でもあったように、体の動くうちはずっとPLAYZONEを続けて欲しいと思います。毎年のことですが、もう来年が楽しみになっております。 |