見たもの全てを虜にするという美しい宝石「レグルスの瞳」。この宝石を美術館から盗み出した稀代の大泥棒ソロ(東山)。ソロは盗んだ後飛行機で逃走するが、それを追う国際警察の警察官バーンズ(錦織)に銃撃され、飛行機ごととある国の谷底へと墜落する。その銃撃戦を見届けるカメラマンの印田(植草)は宝石を追いかけ、飛行機が墜落した場所へ向かう。それと同時にバーンズもその場所へ・・・。 一方墜落したソロは、その衝撃で全ての記憶を失ってしまった。そこで溺れかけていた一人の子供を助ける。その子は実はこの国の王子で、王子を助けたソロはその国の「勇者」と認められる。 その国の長老いわく、今日は33年に一度の神聖な星の祭りの日であり、人々は不老長寿を得るという。だが、その国の神像である鷲の片目であった宝石が大昔に盗まれて以来、この国は不幸続きだという。そしてその盗まれた宝石というのが、まさしくレグルスの瞳だった。やがて印田とバーンズがあらわれソロを捕まえようとするが、そこにマフィアの殺し屋チラノ(佐藤)が現われ、銃撃戦となる。 その銃撃戦の中、この国の伝説について語られる。「獅子の星降る夜、満たされし光が獅子のたてがみに宿るとき、二つの瞳の涙が闇の帳を解き放ち、天覆う命の翼が姿を現わす」と・・・。 獅子の星降る夜というのは、33年に一度ある獅子座流星群のことだった。また二つの瞳というのは、神像である鷲の目のことで、昔その瞳が盗んだ人というのは、印田の祖先だという。その時もこの儀式は、勇者になるものはいけにえとなり、その国の人々が幸せになるというものだった。そのため、印田の祖先は瞳を盗んで逃げたという。 銃撃戦で町人や王子は、勇者のソロを守るため次々に銃弾で倒れていく。チラノは強大な時限爆弾を手に入れ、スイッチを入れた。やがて記憶を取り戻し失意に沈むソロに、チラノは手を組もうと誘うが、ソロはそれを拒みチラノを殺してしまう。ソロとチラノは実の兄弟であり、チラノは息絶えながら、時限爆弾が作動していることを伝え、この国から逃げるようにとソロに言いながら、この世から去っていった。 ソロはこの伝説を信じ、自分が勇者として空に駆け上がることにした。そこで爆弾の爆風を利用するという。 ソロが爆風を利用して空に駆け上がり、二つの瞳の宝石を掲げた途端、王子をはじめ町人たちの命が蘇える。一同が空を見上げると、そこにあるのは大鷲の駆け抜けたあとと金色の光のみだった。 こうしてソロは大空に消えていった。永遠に語り継がれる、愛の歴史を残して・・・。 |
今回も去年と同じ日の8月14日の昼公演を見てきました。そして席はなんと前から3番目でした!!だから、チケットが送られてきてからもうすごく楽しみにしてました。ただ前は前なんだけど、場所が左端から4番目・・・。 舞台が始まっていざ見ていると、やはりほとんどが正面を対象として演技している(あたりまえだけど)ため、真ん中に少年隊がいて、周りをジュニアやダンサーの人たちが囲んでいるというようなシーンが何度もあり、いつも見えるのは周りの人たちで少年隊が見えなかったです。(泣) しかもあまりにも席が前のため舞台の高さが目線にあり、前の人の頭とかで東山さんが座ったり、寝転がったりするともう全然見えない・・・。唯一よかったのが、東山さんが曲中にお面がさりげなくとれていくシーンがあるのですが、真横のためそのお面を誰がどんな感じでとっていくかがよく見れたということぐらいです。 舞台の方はというと、いつもに比べて少しストーリーがわかりやすく出来ていたのですが、王子役の薮くん(Ya-Ya-yah)が少し幼すぎるように見えました。(声も舞台慣れしていないせいか、あまり出ていなかったし。)あと印田というのは、インディと読むところから、きっとインディジョーンズをかけているような気がしました。一幕だったけど、結局いつもの休憩がなかっただけで、時間は同じぐらいだったと思うし、元光GENJIの佐藤アツヒロさんが今回のゲストキャストだったため、ショータイムでローラースケートを履いて歌い、踊っていてとても懐かしかった。 裏話として、これは台本どおりなのか、たまたまなのかわからないですが、錦織さんがセリフを間違ったり、植草さんが振り付けを間違えたりして、頭っから大爆笑してました。だから今回の舞台はその爆笑が印象強くて、シリアスなシーンや悲しいシーンもあったのですがあまり覚えていないです。 今回の教訓として、席は前の方がいいけど前過ぎるのも見にくいということです。(笑) |