サイドブレーキシューの調整と、ついでにリアのローターの交換方法です。
 リアのローターに関してはフロントに比べると減りが少なくて交換機会も少ないと思いますがあくまでついでです。




最初はサイドブレーキシューの調整部分が見れるので、リアブレーキローターの交換方法・・・・外して付けるだけなのですが、それからはじめたいと思います。
まずホイールを外した状態です。キャリパーサポートを外さないとローターは外れないため、キャリパーサポートを外す事からはじめます。

キャリパーはキャリパーサポートを外すと一緒に外れますが、別々に外しても何も問題はありません。



裏側から見た画像です。赤丸内にあるボルトがキャリパーサポートを固定している14mmのボルトです。

緩める際にはラチェットレンチを使わないと、ボルトの横にある折り返しの部分に工具が当たって作業がやりにくいので作業の際にはラチェットレンチなど、折り返しに部分に干渉しない工具を選んでください。




上側の14mmのボルトです。下側と同じ要領で外してください。
この二本のボルトを外すとキャリパーサポートごとキャリパーが外れます。




キャリパーとキャリパーサポートが外れた状態です。
赤い矢印の先にキャリパーとキャリパーサポートを置いています。ブレーキホースが繋がっているので、ホースに無理がかからないような場所に置いて下さい。

ローターを外す際ですが、この状態で引っ張れば外れます。
しかし、固着して外れない時もあります。固着している場合はハブボルト周りをプラスチックハンマー等、傷が着かない物で叩いてやるか、それでも外れないときは青丸の中にあるネジ山に、12mmのボルトをねじ込んでいくと外れます。




外すとこのような感じになっています。
リアのブレーキローターの交換は、この状態から新しいローターを取りつけてキャリパーが付いたキャリパーサポートを2個目と3個目の画像で外した14mmのボルトを取りつけて固定し、ホイールを取りつければ完了です。

下側の赤い丸でサイドシューのあたりを調整します。




アップにしてみました。赤で丸をした部分を矢印のように下に回せばサイドのシューが外に開いていき、運転時にサイドブレーキをあまり引かなくてもサイドブレーキが効くようになります。回すときは歯車の歯の様になっている部分が上側にあるスプリングに当たるので、何コマずらしたか数えていけばずれないと思います。
サイドブレーキワイヤの調整と合わせてやれば効果的です。

しかし、サイドブレーキシューは、ローターを外した状態でやるとシューが前後や左右にずれて、あたりが大幅に変わってしまうのでローターを外した状態ではやらないほうが良いそうです。




ここからがサイドブレーキシューのあたりの調整方法です。ホイールを外したら後は何も外さなくても大丈夫です。
バックプレートの赤印の部分にゴムでフタをしてあるのですが、それを取ると上の画像に出てきた調整部分の裏側が見えます

この小さな穴から専用工具かマイナスドライバーで歯の部分を回します。

一こま動かしてからローターを手で動かして、それをサイドブレーキシューがローターを押さえつけてローターが動かせなくなるまで続けます。その状態から歯をさっきとは逆に一こま動かせばシューとローターの隙間が一番狭い状態になります。
反対側のブレーキも同じようにジャストタッチまで調整してから一こま戻せば左右の効きが同じになります。

ちょっとコツがいる作業ですが、何回かやると簡単に出来るようになります。
ジムカーナ等をしている人はサイドブレーキを使う回数も多いと思いますのでマメに調整してはどうでしょうか?

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