パワステポンプがオイル漏れも酷くなり、同時にプーリーのベアリングも悪くなってエンジンの負荷になっていると思われるので頂いた中古のGC8の後期用のオイルポンプと交換しました。
意外なところが互換性が無くて正直焦りました。



 今まで使っていたGC8C型のパワステポンプです。
赤丸のところが特にオイル漏れがひどいです。
ポンプと同時にホースもかなり劣化しているせいなのですが・・・・・



 ポンプを外す為にまずベルトを外します。
赤丸のボルトを緩めてから青丸のボルトでを回してオルタネーターを下に押し下げるとベルトが緩んで外す事が出来ます。
奥にあるエアコン用のベルトは外す必要が無いのでそのままで大丈夫です。


 次にパワステポンプに付いているホースを外す前にタンク内に残っているパワステフルードをスポイトなどで吸い取って、取り出せるだけ取り出してください。
ホースを外すとタンク内のフルードが出てきてエンジンの上にフルードがこぼれるので、出来るだけこぼれる量を少なくするためにこの段階で吸い取った方がいいです。
タンクの上に置いているフタを開けると、ゴミ混入防止用のネットがあるのでどちらも外してから作業してください。


 低圧側のホースは固かったので、私は赤丸のように真中で無理矢理切ってからポンプを外した後に取りました。
青丸の高圧側のホースはスパナで緩めたら簡単に取れますが、低圧側のホースより高さが低い位置に付いているのでフルードはこちらから漏れてくると思いますので下にウエスなどひいてから作業してください。
あと、外した高圧側のホースの先にはゴムのOリングがついています。これは消耗品なので新しい物を用意して交換してください。


 次にパワステポンプ本体を外します。
パワステポンプのプーリーの裏に固定用のボルトがあるので画像のようにラチェット等で外してください。
場所的に電動ファンが邪魔なので、使う工具は長すぎても短すぎても入りません。
ラチェットが入っている場所に1ヵ所と、青丸の奥位に2ヶ所の計3本のボルトで止まっています。
プーリーの隙間を選んで外してください。


 パワステポンプは裏側にも赤丸のようにボルトがエンジンに止められています。
結構奥のほうにあり、ボルトを緩めた後に落としやすいので気をつけてください。
そして最後に青丸のパワステポンプに繋がっているコネクタを外したらポンプ本体を取り外せます。
ちなみにこのコネクタは後期用のパワステポンプには無いので私は外したままにしてあります。
エンジンが低回転時にパワステが動作した時に、エンストしないようにエンジン回転を調整する為の配線と聞いたのですが、私は無くても全然不具合を感じていません。


 左側の画像の左が後期用のパワステポンプで、右が色々あってバラバラにしてしまった前期用のパワステポンプです。
今回私の車で問題になったのが赤丸の高圧側のホースが入る所のネジの大きさが違うので、そのまま後期用のパワステポンプを取り付けても高圧側のホースを取り付けることが出来ない事でした。
 
 でも高圧側のホースを取り付ける部分は取り外す事が出来たので右の画像のように両方取り外しました。
ちなみに取り外す時はパワステポンプを固定した状態でやらないと、うまく力をかけることが難しいのでポンプ本体を外す前に取り外した方が楽です。
で、右の画像なのですが、赤丸の高圧側のホースが入る所は大きさが違うのですが、青丸のポンプに取り付ける部分は同じ大きさです。
なのでこの部分を入れ替えてあげれば流用する事が可能になりました。
あと、紫丸部分はゴムになっていて劣化していました。
しかし、普通は取り外さない部分ですし、交換用のゴムがあるとは思えないので液体パッキン塗って取り付けておきました。


 赤丸のように交換しても綺麗に収まります。
特にオイル漏れ等の不具合も出ませんでした。


 後期用パワステポンプを取り付けるとこんな感じです。
ポンプの固定は紫丸の部分の奥にあるボルトと、画像には切れて写っていないのですが下にも1本ある3本のボルトを取り付けたら終わりです。
前期のポンプにあった、ポンプの裏側のステーでエンジンに固定するボルトとコネクタは、後期ポンプには無い為に取り付けられませんので無視しています。
 高圧側のホースを取り付ける時は赤丸の中のOリングは要交換部品です。
青丸の部分は外した人は安心の為に液体パッキンを塗った方がいいと思います。
低圧側のホースは、Dラーで注文すればちゃんと曲げてあるホースがあると思うのですが私は家にあったホースを曲げて使っています。


 後はベルトを元に戻してベルトの上のカバーを取り付けます。
後期のポンプにも赤丸のようにカバーを取り付けるボルト穴があるのでカバーも綺麗に取り付けられました。
あとはパワステフルードを補充して、前輪を浮かしてからハンドルを左右に末切りしてフルードを循環させてから適量まで入れて終了です。
取り付けてみれば結構違和感が無くていい感じです。

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