地盤は、建物を建てるのに非常に重要な項目です。

建物を、いくら頑丈に造っても、地盤が悪ければ意味が有りません。

丈夫な家造りの為の、地盤調査・補強方法についてお話致します。








地盤調査



木造住宅の場合、通常はスウェーデン式サウンディング試験を行います。

敷地の主要な部分(4〜5ヶ所程度)に下記の機械を、地盤にグリグリと回転しながら差し込んでいきます。

回転数・めりこみ長さより、地盤の強度を確認する方法です。

原始的な方法ですが、支持層(硬い地盤部分)の深さを探るのには、良い方法です。













補強方法



・表層部分(〜2m)まで軟弱な場合

建物の建つ部分の地盤にセメントを重機にて攪拌・転圧する「表層地盤改良」を行います。





・2m以上の部分まで軟弱な場合

建物の主要な柱の、基礎下部分に、支持層まで杭形状のソイルセメント(土とセメントと攪拌した物)を挿入する「柱状地盤改良」を行います。


                            
写真は、柱状地盤改良の杭穴を開けている風景です。





地盤の豆知識




・地盤を知る簡単な手がかりは地名

実は、地名には重要な情報があるのです。
例えば、「田」・「谷」・「窪」・「沼」・「潟」のつく地名は昔、低湿地だった可能性が高いです。



・造成地の状態を確認(盛り土に注意)

少し、専門的なお話ですが、造成地などで造成前の地形を推測し判断する方法もあります。

不同沈下を起こしやすい地盤 ←Click




土地購入のアドバイス



・解約条項

土地と購入したが、目的の建物が建てられない(地盤が悪かった)なんてことは、絶対に避けたい道ですよね。
これを防ぐには、土地売買を無条件解約出来る解約条項を、不動産業者に相談してみましょう。




・専門家に相談

やはり、信頼出来る専門家に相談するのが、一番良い方法だと思います。
工藤住環境設計室では、土地探しからお手伝い致します。




   詳しい内容について知りたい方は、ご連絡下さい。  
 







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