京都府


琵琶湖疏水(京都市、大津市)


琵琶湖疏水は、びわ湖の水を、京都市へ通すために作られた水路(疏水)である。第1疏水は1890年に完成した。
(第2疏水は1912年完成)大津市三保ヶ崎で取水し、山科を通り京都市蹴上にながれる。


   
第1トンネル入口
第1トンネル入口の扁額
「気象萬千」(きしょうばんせん)
伊藤博文 揮毫
様々に変化する風光はすばらしい 
第1トンネル出口
第1トンネル出口の扁額
「廓其有容」(かくとしてそれいるることあり)
山縣有朋 揮毫
疏水をたたえる大地は奥深くひろびろしている 
   
第2トンネル入口 
第2トンネル入口の扁額
「仁以山悦智為水歓」
(じんはやまをもってよろこび ちはみずをもってよろこぶ)
井上 馨 揮毫
仁者は動かない山によろこび 
    智者は流れゆく水によろこぶ
第2トンネル出口
第2トンネル出口の扁額
「随山到水源」
(やまにしたがいてすいげんにいたる)
西郷従道 揮毫
山に沿って行くと水源にたどりつく 
   
第3トンネル入口
第3トンネル入口の扁額
「過雨看松色」(かう しょうはくをみる)
松方正義 揮毫
時雨が過ぎると いちだんと鮮やかな
松の緑をみることができる 
第3トンネル出口
第3トンネル出口の扁額
「美哉山河」(うつくしきかな さんが)
三條實美 揮毫


琵琶湖疏水のトンネル 2011年9月11月 38×28

琵琶湖疏水には、トンネルは4つある。諸羽トンネルは、洪水対策として後に掘られたものである。
建設当時、トンネルのデザインにもずいぶん気を配っている。第1の出口と第2の入口、第2の出口と第3の入口、
そして第3の出口と第1の入口、相対する入口と出口は似たデザインになっている。




疏水沿いの道 2005年5月 38×28

右に見えるのが、諸羽トンネルである。




疏水沿いの道ー2 2005年5月 P5


びわ湖疏水第2トンネルの入り口 2014年4月 F8


びわ湖疏水第3トンネルの入り口 2014年4月 F8


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