サイレントなまずウクレレ TypeS#1 別名「レレレレ」を作ってみる by ぷん@なまず工房

最終更新日:2003年11月12日 更新終了
現在の状況はこちら→ TypeS#1完成!
残りの作業 〜(@@)〜 弾きましょう!
0日目
動機 なんとなくウクレレのホームページをうろうろしていたらみなさんウクレレを作っているようなのでぷんもチャレンジすることに。なまず水族館らしくなまずウクレレにすることに。どうやらインドネシア語でなまずのことは「レレ」というらしい。なまレレ。レレレレ?
まずは小手調べにソリッドウクレレにしてみよう。
お手本は我が家にある3本のうち先日ハワイから来た2本のウクレレ→
 
左のはKOALOHAのロングネックパイナップル。いい音します。
フレットの長さはこいつを参考にしました。
右のがウクレレスティック。構造はこちらをお手本に研究。
1日目 コンセプト決め まずはどんなもん作るか決めなきゃね。
息子の発案でなまずの形をしたウクレレにすることにする。
大体の絵を描いてみる。
こんな感じかな。 拡大

2日目 部品を揃える どう考えてもペグとフレットワイヤーは買ったほうがよさそう。
ペグはFAMOUSのペグを入手。フレットワイヤーはどこで売っているのか。。。
見切り発車でスタート
ペグは楽器屋さんでうってました。1500円。
フレットワイヤーが売っていないところを見ると完全に自作する人は少ないんでしょうか。ペグは交換する人がいるということなんでしょうね。
材料を揃える ホームセンターで板を買ってくる。
600mmx110mmx24mm
500円なり。
材質は白木?
とりあえず柾目のものをセレクト
道具を揃える 以前はいろいろと道具があったと思うけど調べてみたら肝心の道具があまりなかったので思い切って購入。
フレット溝切用ののこぎり、アルミのボディのかんな。のこぎりのガイド。
その他いろいろ。
GENIOは手が離せないときのボイスメモとして活用。

3日目 製作開始 まずはケガキ。
鉛筆でシャーと書いてみる。
寸法出すところと感性でいくところと。
見えにくいかもしれないけど
フレットのラインを先にのこぎりでゴリゴリ
材木の直角がでている間にすべし
ジグソーで外形を切る。ケガいた線より微妙に大きめに切るのがコツ。
大きすぎるとあとで削るのが大変だし、削りすぎると元に戻せないし。


外形が削れたら次は厚み方向。
ネックを中心に持ったときに気持ちいいカーブを作る。
手が大きいのでちょっと太めに。

なまずっぽいカーブ出しができるかな?

凹んだところを削るときは切り込みを入れてから

どんどん削ろう
削り終わったらやすりでごしごし。
材木が手になじんでくる。

すべすべに

4つの穴は弦の端っこ用
4日目 ペグを取り付けてみる。
ペグの取り付け許容範囲はよ〜く調べておいたほうがいい。
ヘッド全体を薄くするのは大変だったのでペグの周りだけザグリした。
ペグの位置が高いと弦が張れないからね。
ここでちょっと失敗した。
先にちゃんと座ぐっておくべきだった。
時すでに遅し。

ナットとサドルを作る。
とりあえず家にあった竹でつくることにした。
切り込みとかは後で入れるとしてとりあえず外形だけはつくる
早速弦を張ってみる。
フレットないけど弾いてみる
シャラシャラした音だけどなかなかいい感じ。
ちょっと音痴だ。弦まわり未調整状態だからな。
ナットとサドルで調整しないと。
フレット打ってないのでどこを押さえたらいいのか悩むけど。
慣れてくるとフレットレスは弾いてみるとおもしろい。フレット用に切った溝があるので大体の場所は見当がつく。
5日目 部品注文 肝心のフレットを頼まないと先に進めない。
せっかくなので海外通販で頼んだ。4月8日
ここ↓
Stewart MacDonald
いつくるかな? 届いたら再開しましょう。
6日目 部品到着 Stwart MacDonaldから大きめの荷物が届く。こんな大きなものを注文した覚えはないがめちゃくちゃ軽い。中に入っていたのは1%のフレットと99%の空気でした。ははは。
ほとんどが空気

ふつうはこんなに要りません。5台分ぐらい
7日目 塗装 フレットを先に打つべきか?それとも塗装をしてから打つべきか悩む。フレットを先に打てばはみ出した部分を削ったかすが指板の部分にささったり、汚れたりするだろうし、塗装をしてからフレットを打つとせっかくの塗装を再度削ってしまう。ん〜。それとフレットって接着する必要あるのかな?形状みると厚入でなんとかなりそうな感じだけど。。。。
とりあえず塗装してみることにした。
再度ばらばらにしてオイルスティンで色をつける。何色にするか迷ったがとりあえずチークっぽい色にしてみることに。気に入らなければまた塗ればいい。その後クリアースプレーをさっとひと吹き。細かいやすりをかけたらすべすべになった。
8日目 フレット打ち たぶんここが最大の難関と思われる。いろいろ調べてみたがどうやって加工したらいいかよくわからない。市販の楽器をみてみるとさすがにきれいにフレットが打ち込まれている。調整された長さのフレットをうちこんでいるようだが、そんな芸当は無理。長いフレットをごりごり押し込んで余った分を切っていく。おもったよりも簡単にフレットは指板部分に食い込みはずれないようだ。用意していた万力とかクランプはいらないようだ。接着剤はとりあえずなしとしよう。1本だけやりなおしたら勘合があまくなってしまった。
そしてはみ出しているフレットを削る。フレットの材料は思ったよりも硬くなく100円ショップで売っているやすりでも十分に削れる。
フレットだけ削るのは無理でやはり木の部分も一緒に削ってしまう。
ま、あとでもう一度塗ればいいか。
この作業だけで2時間ほどかかってしまった。


押し込む


がりがりとけずる

削った部分の塗装が。。。

スティンだけ再度かける
組み立て はずしていたナット、サドル、ペグ、弦を再度組み付ける

調整 ナットは弦間調整用の切れ込みを入れる。
とりあえず外観はこんな感じになった。
ナットをちゃんと調整したら音痴もなおったようでまともな音になりました。とりあえず楽器としてはこれでいいかと
9日目 仕上げ ここはまだできていません。
大事なフィニッシュが終わっていない
材料はぼちぼちそろいはじめました。
むか〜し買ったデコイ用の面玉がどこかにあったはず。
ありました。
10日目 仕上げ
顔をつくる
10日目にたどりつくのに何ヶ月かかったのだろう?4ヶ月?
目玉とひげはそろっていてポジションマークの材料を買ってきました。
結構かわいらしくなったかな?




ポジションマーク
最後はポジションマーク
今のままでは弾きにくいし。

先にいれておくべきでした。
塗装をした後に作業したのでせっかく塗った着色とラッカーが剥がれてしまいました。
大きめの穴をバリなく開けるの難しい。。。。

ついに完成! 製作日数的にはそんなにかかっていませんが、実際は半年もかかってしましました。

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