第2夜 出会い




「うっわー!!広いさー!!」



ラビが、叫んだ。



「叫ばないでよ、ハズカシイ。」



2人は、広場にいた。

とてつもなく広かった。

その広場では、子どもから大人まで

たくさんの人がいた。

しかし、誰であろうと

疑わなければならない。






―――――――エクソシスト だから――――――――





 

フワァ・・・



「あぁー」



1つの風船が、空に舞い上がった。

どうやら、子どもが飛ばしたらしい。



「イノセンス、発動」



が唱えると、腕に巻いていた

リボンが解けて、長くなった。

ピシュ

空へリボンを投げると

ピタリと、止まった。

ヒュ・・・タン

リボンからジャンプして

風船をとって、降りてきた。



「ハイ、ドーゾ」



ガチッ

が子どもに風船を

渡したら、後ろから銃を突きつけられた。



「あっ・・・・・」



は、目を閉じた。



「火判!!」



ゴォォ!!

ラビが、ギリギリの所で

を、助けた。



「あぶなかったさ。」



「ありがと、ラビ。」



2人が、喋っていると



「・・・ママァ・・・。」



小さい男の子が、泣き出した。

どうやら、先ほどのアクマは

お母さんのようだ。



「・・・ボク、大丈夫だよ?おいで。」



が、男の子に声をかけた。

すると、男の子は、の方へ

駆けてきた。



「ママは?・・・ママァ。」



「どうすんさ。。」



ラビが聞くと

は、男の子を抱きしめながら



「連れて行く。」と、真剣な


目つきで、ラビを見た。



「ふぅ・・・わかったさ。」



納得したように答える、ラビ。



は、男の子を抱き上げて

ラビと一緒に

2人・・・いや、3人は

広場を、去っていった。

          




       
         
 第2夜   END