第1夜    スタート




窓にかかっているカーテンの隙間から、朝日が射している。


「う〜ん・・・。」


ベッドの上で寝返りを打つ。

たった今、夢から覚めた人がいた。


「よいっしょ・・・。」


ギシッ


ベッドが軋む音も気にせず、ベッドから降りる。

そのまま、床に落ちている団服の上着を拾って羽織った。


ガチャ  バタン。


は、ドアを閉め廊下を歩いて食堂へ向かう。


「あら〜今朝は、早いのね。」


食堂の、厨房からジェリーさんが顔を出す。


「うん。任務があるから。」


軽く会釈をしながら答える



―――――――5分後――――――――



「ごちそーさま!やっぱジェリーさんの、オムライスは最高だね。」


は、5分で特大オムライスをたいらげていた。


「いつもながら、すごい食べっぷりね・・・。いってらっしゃい。」


ジェリーさんが、手を振ってを見送る。


「えへへ・・・、いってきます。」


そういうと、は手を振り返して食堂を出て行った。




        †玄関ホール†



は、玄関ホールの壁に寄りかかっていた。

少し経つと、ラビが歩いてきた。


「おぉー悪ぃ。」


5分遅刻。

しかしラビは、悪びれる様子も無く・・・


「仕方ないさぁー。」


「仕方なくないよ!!」


ちなみに、は、A型で几帳面。

5分の遅れにも口を挟むほど・・・。


カツカツ


程なくして、コムイが歩いてきた。


「・・・じゃあ、2人で、イノセンス回収お願いね。」


「「ハイ!!(さ)」」







               
第1夜   END