あれから3日


友達できず


「何故だあああああああああああああ!!!!!!」


泣きたいです


*02*きっとできるよお友達





だって、だって!
あれから3日も経つのにまだ友達ができないだと!?
何でだ!
友達100人どころじゃないよ!


え?声かけろ?
あっは無理無理。
だってほら、何かさ、あれじゃん。
みんな中学からの友達ですって感じで、あははーと
笑ってる中に入っていったら気まずいっていうかー・・・。



は一人で頭の中で誰かと会話していた。
重症です。





もーやだー・・・・・。

あー、この際男の子でもいいから友達欲しいよー・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ん?・・・・・・・・・・・・・。


あれ?・・・・・・・・・・・・・。

・・・・男の子・・・、友達・・・、知り合い・・・。

・・・・・・・・あ。





「小野君・・・・・・・!!」



は席から勢いよく立ち上がると、そのまま教室から飛び出していった。

周りから変な目で見られたけど、べつにいいや


がしばらくの間走っていたが途中でピタリと足を止めた。



「小野君何組だっけ・・・。」



そういえばあたし・・・・・・

小野君がこの高校にいるかどうかも知らないじゃん!


クラス表で小野君のも探せばよかった・・・。
うわー泣けるー・・・



トボトボと下に俯きぎみで廊下を歩いていく
というか、口から魂が出ている。


しばらくその状態で廊下を歩き、曲がり角を曲がった時に、
トンっと誰かとぶつかった。



「あ、すみません・・・」


相手の顔を確認しようと顔をあげると、
黒髪なちょっと目つきが怖い(あ、失礼か)男子が立ってた。
第一印象は怖そう・・・。です。


「いえ、僕もぶつかってすみませんでした」

おぉ、意外と礼儀正しいじゃないか。
人は見た目で判断したらやっぱ駄目だよね。


「それでは。」

イケメン少年はこの場を去ろうとした。
あーもうこの際・・・!


「あ、あの!」

「?」

少年が不思議そうにあたしの方に振り向く。

「えっと、そのー、何ですかね・・・」


もじもじするあたし。
気持ち悪がられただろうか・・・。


「何ですか?」

・・・怖い・・・;
この際言っちゃえあたし。

「お、お友達になって下さい!」


ワオ言っちまったぜ!


「・・・は?」

「あ、やっぱ嫌ですよね!ごめんなさい、それではまた―――」

恥ずかしさのあまり、その場からあたしは逃げ出そうとした、ら

「名前」

「・・・へ?」

つい間抜けな声を出してしまった。

「僕は河合曽良です。・・・貴方は?」

そう言われ、しばらくの間あたしは固まったが、すぐに我に返り、

「あ、、です!」

「そうですか。それではまた、さん」


か、かっけえな・・・!

少年・・・河合君は去って行った。


っていうかいきなり名前呼びって・・・。


あたしはぼーっとつっ立っていた。




(あ、そういえば小野君・・・。)


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高校での、の初めてのお友達。