広く社会に役立つ整骨院として、いったいどういう形態をとるべきなのか・・・・
それは、今まで培ってきた技術や知識を利益に関係なく地域住民の健康管理の為に役立てること、或いは社会に還元することだと考えます。よって、当院では以下の様な院外活動やボランティア活動を行っています。

日本人は大の温泉(入浴)好き。最近の温泉掘削技術の進歩とともに、もともと温泉地でない都市近郊に大衆温泉利用施設「スーパー銭湯」がお目見えして、誰でもが好きな時に温泉を利用できるようになりました。その結果、高齢化社会に突入して老人や半健康者の利用頻度も高くなってくる反面、入浴による事故も確実に増えてくる見通しです。入浴事故死は交通事故死より多く、少し資料が古いですが、平成7年度の大阪府の交通事故死者数474人に対し、入浴事故死者数542人とその数を上回っています。入浴事故とは単に入浴中に起こるものだけとは限らず、入浴後に起こるものも含めて言います。たいていが外気と水温の温度差と水圧による血圧の変化、発汗による血液粘性度の変化によるもので、死因のほとんどが心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などです。しかし、入浴時のちょっとした工夫や注意によって予防が可能となります。当院では既に地元の老人会を始め、他府県の地方自治体や旅行業者より招聘を受けて講習会を開き、正しい温泉(入浴)利用法の啓蒙活動を行っています。

奈良県立広陵高校体育専攻科の健康管理のカリキュラムで、全国でも稀な試みとして「スポーツ傷害の予防」の講義と実技を年間10〜12コマ担当させて頂いております。生徒の皆さんに県を代表するトップアスリートとしてふさわしいスポーツ医学の知識と技術を身につけて頂くことは勿論のこと、将来社会に少しでも貢献できるスポーツマンとしての意識改革につながる事を願って活動をいたしております。

JATAC(ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会)の会員として、選手のコンディショニングやスポーツ大会等の救護医療活動を行っています。2002年度は第57回高知国体奈良県空手道選手団のメディカル・トレーナーとして、全日程同行いたしました。

日本におけるアクアエクササイズの草分け的存在で、その世界的権威でもあるアクアダイナミックス研究所所長「今野 純 氏」の好意により、アクアテック認定養成講座(アクアセラピー&リハビリ)の講師としても活動させて頂いております。