Review No.V-001

宮村優子
 不意打ち

        VICL-60090(ビクターエンタテインメント)

 「みやむー」のアルバムに関するレビューですが、我ながら時期を逸している以外のなにものでもないと思いますが、ここはそういうホームページ(?)だということでご容赦ください。

不意に一言

 大丈夫かなぁ……と思わずにはいられない「あやうい音程」。 早い話が「ヘタ」です。 あーっ、石投げないで! 話せばわかる、話せば!
 では気を取り直して…… 『KANON』 なんか、「みやむー」の声にあってますねー。 えっ? 全然フォローになってないって? いえいえ、別に無理して言ってませんよ。マジにいいです。心地良い響きが耳に残ります。 『新世紀エヴァンゲリオン・劇場版 シト新生 の挿入曲でもあった、あのクラシックの名曲「カノン」に日本語詞を付けたものですが、新たな名曲の誕生と言っても過言ではありません。

 ところで、「みやむー」はアニメ、ゲームを問わず、たくさんのキャラクターに声をあてていますが、はっきり言って、どれもほとんど同じ声です。しかも、元の声とあまり変わっていない。「そんなんで声優と言えるか!」と言いかけて気が付いた。 「みやむー」はもともとアニメ声 なのだと。まぁ、それも才能のうち、ということにしておきましょう。

 最後に『不意打ち』の感想をまとめると、
1回聴くと 「ヘタだけど、キュートで耳に残る声」
何回か聴くと 「ヘタだけど、優しく包み込んでくれる」
もっと聴くと 「ヘタだけど、不思議に心に響く」
……要するに、「ヘタ」じゃないのかもしれませんね。

 でも「みやむー」、いくら開けっぴろげな性格だとはいっても、年頃の女の子が自分の年齢を連呼したり、放送禁止スレスレの単語を何のためらいもなく言ったりするのはどうかと思うぞ。 (そこが「みやむー」の魅力だけど)

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