Review No.V-018

カントリーガール
Manami Komori

NECM-12114(インターチャネル)

原曲が発売されたとき、私は誕生日を2日後に控えた、9才の子供でした・・・

 谷山浩子さんが1980年に発表した 名曲 『カントリーガール』 を、マミ姉が歌います。・・・といっても、私は歌手、曲名とも知らないので、「名曲」だったかどうかについては、知っている人からの受け売りだったりします。
 そういうわけで私には、 「谷山さんの歌がこうなのに対し、マミ姉の歌はこうだ」とかいう比較はできません 。ま、基本的に比較するのは好きではない (例外もあります) ので、かえって好都合ですが。
  『カントリーガール』 で特筆すべきは、その 物語性 だと思います。口語体で書かれた歌詞を曲に乗せると、田舎娘 (=カントリーガール) が街にやってきてからの物語が、目の前に鮮やかに広がります。
 特に、イントロでいきなり流れる サビの部分 が、その後、曲中で4回流れるのですが、すべて まったく違う気持ちを表現 しているのは驚きでした。1字たりとも違わない、まったく同じ歌詞が、前後のつながりから、 希望告白失恋 など、いろんな気持ちを表現する魔法の言葉に変わるのですから。



 で、 「マミ姉」『カントリーガール』 ですが、 マミ姉の声曲のテイスト が合っているせいか、 曲のココロがストレートに伝わってきます
 ・・・うん、確かに 『カントリーガール』 は名曲ですね。 不思議で、聴く人が 「幸せになる」 名曲 だと思います。

 『カントリーガール』は、マミ姉がつらい時期を乗り越えたきっかけになった、大切な曲だということですが、『カントリーガール』に限らず、 谷山さんの曲はマミ姉の生き方に大きな影響を与えた ようです。 それは、谷山さんの曲名リストを眺めてみるとわかります。タイトルから受けるイメージが、マミ姉の曲に似ている曲が結構あるからです。きっと、マミ姉の心のよりどころだった人の一人なのでしょう。


 カップリング曲の 君色 アクセル のほうにも一言。こちらはいかにもマミ姉らしい曲・・・かと思ったら、(いい意味で) 意外につかみどころがなくって、新感覚の曲 のように感じましたが、みなさんにはどう聴こえたでしょうか?
 これからラジオで頻繁に耳にすることになるので、なんとか 「曲のココロをつかまえて」みたい と思います。

(2006/4/30)

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