アルル、いっきま〜す!
ま、初めて『魔導物語』をプレイしたときのインパクトはとにかく強烈だったことは確か。あんなにはっきりとしゃべってくれるとは・・・。それに加えて、
登場人物&アイテムの個性的
なこと。ゲーム内容に反して、
BGMがカッコいい
こと。
シナリオがほのぼの
していること。戦闘でやられても、「死」ではなく
「ばたんきゅ〜」
ですからね。これも新鮮でした。新鮮と言えば、
パラメータが一切数値で出てこない
こと。このゲームでHPなどが数値で出てきたらイメージぶち壊しだったところです。
それまでのRPGの常識をことごとく破って登場した『魔導物語』。普通、ヒット作の後には類似作品がドッと出てくるものですが、これには似たような作品は続きませんでした。それもそのはず、
あのクオリティの音声はどのソフトハウスも作れなかった
のです。今はデジタル録音するだけで作れてしまうんですねー
(しみじみ)。
コンピュータ上でいろいろな表現が可能になったことで、逆に作品ごとの個性がなくなってきているような気がします。各ソフトハウスには今一度、アイディアで勝負していたころを思い出してほしいと思います。