Review No.M-001

ゼロ の使い魔

著者:ヤマグチノボル/発行:メディアファクトリー  (MF文庫J)

ラブコメファンタジーをマラソンレビュー!!

 ということで、 スタートしました 『ゼロの使い魔』 のマラソンレビュー! これから、かなりの長丁場になりますが、よろしくお付き合いのほどを。

 まずは、 私と『ゼロの使い魔』の出会い について。といっても、これがまったくの偶然で、「石を投げたら当たった」的な話でして・・・。
 あるとき、何か本でも読んでみようかと思い立ち、「今どき紙の本もね・・・」とか訳のわからない動機で電子書籍に手を出そうということになりました。ところが、書籍というのは音楽などと同じように、法的権利の関係でなかなかネット配信が難しいらしく、極端に発行数が少ない。こうなったら、 どっかで見たことのあるタイトルでいいや ということになり、目に留まったのがこの 『ゼロの使い魔』 。見たことのあるタイトルとはいっても、新聞のテレビ欄で、わずか数回タイトルを目にしただけで、もちろんアニメは見たことなし。一方、『ゼロの使い魔』のほうもつい最近、電子書籍版の配信が始まったばかりということで、偶然の積み重ねが私とルイズ、サイトの運命の出会いだったわけです。

 さて、メインキャストの名前も出てきたことですし、本題に入りましょう。この作品はジャンルとしては、大きくは「小説」、もう少し小さな分類では 「ライト・ノベル」 ということになると思いますが、内容的には、「ファンタジー」でかつ「ラブコメ」ということで異論はないでしょう。もう少しマニアックな分類では 「ツンデレ系」 に属するらしいですが、恥ずかしながら私は『ゼロの使い魔』に出会うまでは、「ツンデレ」というのがどういう意味か知りませんでした・・・

 ま、何にしろ物語の導入部分ですので、舞台背景の説明やら、主要キャラクターの紹介やらで、説明的な文章が多いですが、ヤマグチノボル氏特有(?)の勢いにまかせたような心理描写のおかげで、あまり退屈せずに読み進むことができました。マラソンの最初の1キロの入り方としてはいいのではないでしょうか。それにしても、 ルイズにいじめられ、殴られ、蹴られ続けるサイトが痛々しいですね・・・

(2009/02/01)

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