Review No.A-003

セイバーマリオネット
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(C)あかほりさとる・ことぶきつかさ・角川書店/       
バンダイビジュアル・創通エージェンシー・テレビ東京

テレビ東京系 (1998/10〜1999/03)放映終了

乙女回路を持つマリオネットたちはそのとき何を思うのか?

 第1話から飛ばしに飛ばしている 『セイバーマリオネット JtoX (以下、JtoX) 。ライムたち3人の乙女回路も、人の心とほとんど変わらないまでに成長しているようです。余計な雑念を持たない分、普通の人間以上に人間らしい振る舞いをするようになってきました。ライムの 「小樽、だ〜いすき!」 という言葉がそのことを端的に示していますね。
  『セイバーマリオネット (以下、J) のときもそうだったのですが、楽しいときも苦しいときも悲しいときも、感情を素直に表に出せるライムたちを見て「なんてうらやましいんだろう」と思います。現実は「見栄」や「かけ引き」などが横行していて、感情を押し殺す場面が非常に多いですから。

 でもまぁ、基本的に『JtoX』は娯楽系アニメですから、難しいことは考えずにライム、チェリー、ブラッドベリーの活躍を楽しめばいいですね。余談ですが、『J』のときと比べて画風が微妙に変わっているような気がします (特に、オープニング&エンディング) 。今後のストーリー展開を暗示しているのかな?

ところで、「花形」は相変わらずブッ飛んでます。よかったよかった(何がだ?)。

(1998/10/28)

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