Review No.A-005

エデンズボゥイ

原作:天王寺きつね
(C)テレビ東京/創通映像
テレビ東京系 (1999/04〜1999/09)放映終了
おかえり!ヨルン、エリシス

 なぜ 「おかえり」 なのか?テレビでは初登場のはず・・・でも、私にとっては間違いなく 「おかえり」 なのである。

 「少年エース」で連載中の『エデンズボゥイ』は、その昔、 とあるパソコン雑誌の巻末で連載されていた時代 がありました。パソコンゲーム情報が中心の雑誌にあって、当然のことながらオマケ的存在のコミックでしたが、早くも熱狂的な支持者が現れるほどでした。実は、私はそのころの『エデンズボゥイ』読者です。さすがに、「熱狂的」とまではいきませんでしたが、 ヨルン、エリシス(シーダ)というキャラクターに不思議な魅力を感じずにはいられませんでした
 さらに人気が高まり、ストーリーが核心部分に向かって動き出したころ、『エデンズボゥイ』のコミックとしての可能性を伸ばすため、「少年エース」へ異動。同時に諸事情により、私はヨルン、エリシスと別れることに・・・

 『エデンズボゥイ』の記憶が薄らぎ、ほとんど消え去ってしまって何年たったことか。そのとき、春の番組改編に伴う新作アニメ情報を集めていた私の目に映った『エデンズボゥイ』の文字。その文字が私には、人々の憧れの的「エデン」に見えました。だから・・・

おかえり!ヨルン、エリシス

 これが真っ先に浮かんだ言葉なのです。


 原作のストーリーはほとんど覚えていません。でも、『エデンズボゥイ』の世界観だけはかすかに記憶の片隅に残っている。これ以上、このアニメを作品として鑑賞するのに適した環境はないでしょう。ストーリーが壮大な分、予備知識のない人にはちょっぴり敷居が高いかもしれませんが、エリシスの笑顔を見るだけでもいいので、チャンネルを合わせてみてください。

追記

 なんだか、レビュー文というより思い出話みたいになってしまいました。アニメのほうは自分の目で確かめてください。期待を裏切ることはないと思います。
(1999/05/09)

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