Review No.A-015

DRAGONAUT
-THE RESONANCE-

(C)ドラゴノーツプロジェクト
テレビ大阪 毎週火曜日深夜1:30〜2:00 放映終了(2007/10〜2008/4)

「トアに会いたい」


  「変身」 する 「メカニック」「ドラゴン」「搭乗型兵器」 として出てきても、コレは 「純愛モノ」 の作品である。決して「SF」や「ファンタジー」などに分類してはいけない。
このように舞台設定の要素が極めて「あいまい」なため、 一見「良くわからない」作品 ではあるが、そのことが逆に 「ジン」と「トア」の一途な想いを強調する効果を生み出している ・・・そんな作りになっている作品と言えよう。

 テーマは 「種を越えた愛」 ということで、決して目新しいものではないし、人間の姿となることができるドラゴンと言っても、所詮は変身モノの延長でしかない。
 そう「トア」はある使命を帯びて地球へやってきたドラゴン・・・その「トア」と運命的な出会いをする「ジン」。二人のまっすぐな想いだけが物語全体に一筋通っており、それ以外には目立った伏線らしきものはない (ギオの存在だけは今後の波乱(?)になるかも)
そんな作品に惹かれたということは、私が最近 「愛に飢えている」 んでしょうかねー。

 でも「愛に飢えている」人は多いと思うのです。ですから、結構共感できる人も多いのでは?と考えたりもします。
言わば 『ドラゴノーツ』「ジン」と「トア」は、恋愛の一種の理想形 なわけです。離れていてもお互いを感じあえるというのは・・・。

 しかし「トア」にはあらゆる意味で残された時間がない様子。
果たして、 人類とドラゴンの共存は実現するのか? そして 「ジン」と「トア」は・・・
 あともう少し、様子を見守ることにしようと思います。

(2008/02/24)

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