香港に住む日本人は「ホンコンジャパニーズ」とよばれます。私がそのうちのひとりになったのは、2004 年の 10 月でした。香港人女性と結婚し、一人目の娘が生まれてすぐ後に香港に引っ越してきたからです。この地で生活 してもうすぐ14 年が経ちますが、その間、病気や家の経済の問題に面して、教会に通うようになり、2009 年に信 仰告白、2013 年に洗礼を受けました。2016 年から、アジア・アウトリーチ香港で奉仕するようになり３年目を 迎えています。私はよく自分の人生を振り返るようにしていますが、生まれてからここまでに至る道は、全て主の憐 れみ、恵み、そして、愛によるもの、また、今この瞬間も、将来永遠にも、それらに溢れるばかりに満たされていると 確信しています。

　さて、香港には様々な外国の民族が暮らしていて、香港の教会や個人の信徒によって伝道のアプローチがされてい ますが、そのうちの日本人はあまり注目されていませんでした。
　仙台で宣教後、香港に戻った宣教師が、このAO 香港の主事ジェームズ・チャックと共に受け取った、香港に住 む日本人への働きを始めなさい、というビジョンから、在香港の日本人伝道のミニストリーが、祈り会という形で始 まりました。
　私はあるクリスチャンからこの祈り会に誘われて参加し、その宣教師とAO 香港の主事に出会い、話し合い、 この宣教団体で奉仕者となりなさい、と召されたのです。

　私が信仰を持つようになったきっかけの病気と家の経済問題は、香港で生活している日本人が同じように抱えてい ます。その問題を全て解決し、完全な平安を与えてくださる主を全員が信じるようになることがわたしのビジョンで す。

　「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして 下さることを、わたしたちは知っている。」（ローマ人への手紙 8:28　口語訳）

　このみこと ば通りに主が私の人生に働いてくださって、 自分がいまこのようにあることが、接触する人に対しての 力強い証しであると信じます。
　働きの具体的な内容に関しては、次回お伝えさせていた だく予定ですが、その中の2 つの点は、直接伝道と、兄 弟姉妹を訓練し動機付け伝道させることです。
　2017 年の夏、私が教会と一緒になって関わっていた一 人の日本人女性が洗礼を受けたときは、本当に喜びもひと しおでした。これからもより一層主を愛し、また、隣人を 愛することに努めていきます。
　主に永遠に栄光がありますように。